Apple Music継続へ

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1372.html" target="_blank" title="Apple Music">Apple Music</a>」の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1358.html" target="_blank" title="3カ月無料トライアル">3カ月無料トライアル</a>期間が、私の場合、今日で切れます。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1366.html" target="_blank" title="自動継続">自動継続</a>をオフにしていたので、Appleから連絡のメールが来ました。「自動継続をオンにしませんか」と。

おりしも、Googleの定額制音楽配信サービス「Google Play Music」が、今月から日本でも始まっています。

試用期間は1カ月。いま登録すると、試用期間終了後も、特別価格で利用を継続できるとのこと。

これはちょうど、Apple Musicの3カ月試用が終わるタイミングを狙った、乗換えキャンペーンなわけです。

もちろん私は乗り換えませんが、両者を比較した雑誌記事があったので、読んでみました。

それによると、Google Play Musicは「検索機能」が優れているそうです。さすが、検索のGoogle。

対するApple Musicの優れた点は「リコメンド機能」だとのこと。

たしかに、MacにiPhoneを接続するたびに、Apple Musicが立ち上がり、私に何かしら音楽を奨めてきます。

それは私が好きそうなジャンルやミュージシャン、作曲家の、しかし私がまだ聴いたことのない曲を含みます。

つまりApple Musicは、私が気に入りそうな新しい楽曲を、私に開拓させようとしてくるわけです。

素晴らしい機能だと思うのですが、お奨めに従って聴きまくるほど、時間が有り余ってるわけではありません。

結局私が選曲するのは、昔聴いたことのある曲だとか、いつも好んで聴く定番曲になってしまいます。

おそらくApple Musicが合うのは、聴く音楽の幅をどんどん広げようとする、若者かもしれません。

冒険するよりも懐古趣味に浸る中高年にとって、定額制の音楽配信サービスは、もてあますばかりです。

ですがApple信者なので、とりあえずApple Musicの自動契約を「オン」にしたのでした。

聴診と真っ直ぐな心

日ごろ聴診する音は、心音(心雑音含む)、呼吸音(肺雑音や喘鳴などを含む)や、腸蠕動音、血管雑音です。

そうそう、いつも水銀血圧計で血圧を測る時には「コロトコフ音」も聴いてました。

ただ聞こえてくる音を「聞く」のではなく、じっくりと耳を傾けて「聴く」ので、『聴』の字を使います。

「聞く」は受動的局面で使い、「聴く」は能動的局面で使うと、大ざっぱに言えるでしょうか。

「夜中に変な物音を聞いた」とか、「クリニックの悪評を聞いた」など、イヤなものなら「聞く」ですね。

音楽鑑賞なら「ピアノ曲を聴いた」ですが、それが不本意な場合には「ピアノを聞かされた」となります。

「耳できく感覚」は「聞覚」ではなく「聴覚」であり、その能力は「聴力」です。能動的な感覚なのです。

40代半ば頃から、視力はかなり悪くなってきましたが、聴力においてはまだ、支障を感じません。

人の話の場合にはたいてい「聞く」ですが、つつしんで聞くときは「拝聴する」などと言います。

心を傾けてきく場合に「聴く」を使うということでしょうか。

「十四の心で耳を傾けることを『聴く』といいます」などというのは、金八先生風の、作り話です。

『聴』の旁(つくり)は、『徳』と同じで、「直+心」だそうです。漢和辞典には、そう書いてあります。

「真っ直ぐな心で耳を傾けることを『聴く』といいます」と言えば、正しいウンチク話になるかもしれません。

ビールごくごくCM禁止

ビール業界は、テレビCMにおける「ごくごく」飲む効果音やのど元のアップを、やめることにするとのこと。

「アルコールを我慢している依存症の患者には苦痛」という声に配慮したといいます。そうかなあ。

ごくごく飲む音が苦痛なら、タンブラーに注がれた冷たいビールの映像だけでも、じゅうぶん苦痛でしょうに。

それに、ドラマや映画は飲酒シーンだらけなのに、CMだけ規制して、意味ありますか。

このような自主規制は、業界のアリバイ作りのようなものです。「言葉狩り」にも似た違和感も感じます。

「ビールごくごく」がダメなら、糖尿病で糖質制限をしている人に配慮して「ご飯パクパク」も規制しますか。

業界の今回の取組みは、先月行われた「第7回アルコール健康障害対策関係者会議」の意見に従うものです。

その会議が指摘した問題点のうち、酒類業界に関連するものは次の5つ。

(1)CMでの飲酒シーンの描写が飲酒欲求を煽(あお)る

(2)アルコール代謝に関する日本人の体質的な特徴を踏まえた、広告や注意表示等が今後必要ではないか

(3)女性がターゲットにされている

(4)ジュースと見間違えるような外観でアルコールが売られている

(5)日本でもラベルにアルコールの単位表示があると、飲酒量が把握できていい

このうち(4)(5)はともかく、(1)(3)は言いがかりのようなものです。(2)も疑問だし。

どのような食料品であれ、その飲食を煽るのがテレビCMだと思っていましたが、酒類は例外になりそうです。

ただ淡々と、そのビールの存在だけを告知せよというわけです。それが美味いと言ってはいけないのです。

チビチビと、無表情で、ノドが見えないようにタートルネックを着て飲むのなら、OKなのでしょうか。

タバコのCMと同じ道をたどるとすれば、酒類メーカーはそのうち、マナー広告しか打てなくなるでしょう。

点滴してください

「点滴してください」と来院される方がいます。しかし「わかりました」と即応するわけにはいきません。

特殊な治療薬の投与ならともかく、単純な補液(輸液)が必要なのは、あくまで脱水状態の場合だけです。

いくら点滴がご希望でも、脱水の心配がない方には点滴はしません。時間と医療費のムダです。

一方で、とくに小児では脱水になり易いので、補液が必要な状態かどうかを、迅速に判断する必要があります。

その判断基準は、検査所見よりもまず、口腔内の乾燥具合や、皮膚の性状や、何よりも顔色が大事です。

蒼白な顔色や冷たい手足だったら、脱水のために皮膚の末梢循環が悪くなっている証拠。ただちに点滴です。

不思議なのは「乾燥」の「燥」の字です。なにしろ「燥ぐ」と書いたら「はしゃぐ」です。

脱水でぐったりしている時に、はしゃぐ気にはなりません。そこのところが、どうしても引っかかります。

それはともかく、点滴を始めると、まず顔色が改善し、手足が温かくなり、だんだんと活気が出てきます。

子どもなら、絵本を読んだりゲームを始めたり、やたらにしゃべり出したりします。

点滴に飽きてぐずったり、少々暴れるほど元気が出てきたら、もう点滴は終了してもいい頃合いです。

「乾燥」していた体が「湿潤」状態になると、「燥(はしゃ)ぎ」始めるとはこれいかに、です。

努力を惜しまない

日ごろの医学分野の勉強は、教科書や医学雑誌よりも、ネットの方が圧倒的に便利です。

医学系の会員制サイトが、充実しているのです。とは言え、つまみ食い的に、好きな分野だけ閲覧してますが。

そう言えば学生時代も、興味のない分野は少し手を抜いて、好きな科目ばかり勉強していた思い出があります。

いかに最小限の勉強で試験を乗り切るか、そればかりを考えていました。

努力を惜しむな、とはいいますが、要領よく勉強する努力だけは、惜しんでいなかったのす。

日ごろはあまり読書などしないくせに、試験前になると、歴史小説などを読みふけったりしました。

気を取り直して医学参考書を読んでいるときにも、欄外のこぼれ話にばかり、目が行きます。

翌日が呼吸器の試験であれば、なぜか内分泌の参考書を精読し始め、しかもそれがすごく面白かったりします。

その時々で、いちばん必要なことを差し置いて、それ以外の何かに興味を見出すのが得意(?)でした。

現実逃避だったのでしょうか。あるいは、へそ曲がりだったのかもしれません。

最近は、試験と名の付くものからも遠ざかり、勉強はつねに興味本位でするのみ。これがいちばん楽しい。

いまでも何か、新しい興味を見つける努力は、惜しんでいません。

iPhoneもう曲げません

新型iPhoneが、本日発売されました。もちろん私も、予約していたiPhone 6s Plusを、今朝入手しました。

おまえ、iPhone 6 Plusを持ってるんじゃないのか?とおっしゃる記憶の良い方もいるでしょうか。その通り。

だから、Phone 6 Plusをまた買ったりはしませんよ。今日買ったのはiPhone 6s Plus。「s」が付くのです。

iPhoneは、西暦の偶数年には形が大きく変化し、奇数年には外見上の変化なし、というパターンが続きます。

2010年「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-30.html" target="_blank" title="4">4</a>」:形が大幅に変わり、メタリックでシャープになりました。

2011年「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-144.html" target="_blank" title="4S">4S</a>」:発表の翌日にジョブズが死去。「4S」は “for Steve” の意味だ、などと言われたものです。

2012年「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-352.html" target="_blank" title="5">5</a>」:画面が大きくなりました(いま思えばまだ小さいですが)。

2013年「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-723.html" target="_blank" title="5s">5s</a>」:「s」が小文字になったことに注意。「5c」も出ましたが、買ったのはもちろん「5s」です。

2014年「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1083.html" target="_blank" title="6">6</a>」:さらに大型化。私はとくに大きな方のPlusを購入。その異様な大きさには、すぐ慣れました。

2015年「6s」:本体の素材が硬い合金になり、わずかに(0.2mm)厚く、曲がりにくくなりました。

奇数年の「s」は、マイナーアップデートのように見えますが、じつは中身が大きく変化しているのです。

たとえば、指紋認証システム「Touch ID」は「5s」からでした。

今回は、感圧ナビゲーション「3D Touch」と「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1322.html" target="_blank" title="Taptic Engine">Taptic Engine</a>」が搭載されたのが、ウリの1つでしょうか。

Apple Watchと同じ装備ですが、不思議な触感が心地よく、機能的にも用途が広がりそうな気配です。

でも何よりも嬉しいのは硬くなったこと。なにしろ「6 Plus」は、お尻でグニャッと曲げてしまったのです。

ちょうど<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1087.html" target="_blank" title="1年前">1年前</a>には、そんなアホなこと自分はしないと書いたのに。もう、お尻のポケットには入れません。

明日から予約開始です

今シーズン、過去最高値になると思われるのは、インフルエンザワクチンの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1440.html" target="_blank" title="接種料金">接種料金</a>です。その理由は、

(1)ワクチンが「4価」になることに伴い、メーカーが価格を上げた

(2)それに便乗して、薬品卸が、メーカー価格の上げ幅以上に、卸値を上げた

(3)それに便乗して(?)、医療機関が、卸値の上げ幅以上に、接種料金を上げる(?)

もともとインフルエンザワクチンの接種料金は、ワクチンの価格だけで決まるものではありません。

「接種料金=ワクチン価格+注射器などの消耗品の価格+医療行為に対する報酬」だからです。

このうちの、いちばん大きな比重を占めているのは、医療行為に対する報酬の部分です。

それはオカシイじゃないか、などと思わないでください。

例えば、風邪をひいた人を診察したら、ワクチンも注射器も使わなくても、医療費が発生します。

これは医者の、診察代であり、技術料であり、手間賃なのです。

ワクチンを接種する場合にも、その際の診察と技術と手間に対して、それなりの報酬が生じます。

裏を返せば、ワクチン価格が少々値上がりしても、接種料金の上げ幅に対する影響は少ないはずなのです。

ところがこのたび、多くの医療機関の接種料金の値上げは、ワクチンの卸値の上げ幅を上回っています。

でもこれは、便乗値上げではありません。やっと適正な価格に近付ける、良い機会だったのです。

当院では、3歳未満の接種料金を2回分で2,000円、3歳以上だと1,500円ほど、値上げすることにしました。

この1,2週間、ずっと考え続けた末の、ギリギリの価格設定です。どうかご理解のほどお願い申し上げます。

なお、ネット予約の受付は、明日未明に開始します。当院ホームページより先に、この場でお知らせしました。

来院の理由

「来院の理由は何ですか」

これは、当院を受診された方に書いてもらう「問診票」の、最初の質問。いわゆる「主訴」を問うものです。

「咳」「熱」「腹痛」など、患者さんがお困りの症状のうちの1つ、またはいくつかを列挙してもらいます。

単語だけ書けば良いのですが、なかには、「熱が出たので」などという丁寧な回答も、しばしば目にします。

「理由は何ですか」という質問に対して、「熱」とぶっきらぼうに答えることが、ためらわれたのでしょう。

「熱が出たので来ました」と、きちんと文を完結される方も、たまにいらっしゃいます。恐れ入ります。

「かぜ」と書かれていることも多いです。「来院の理由は何ですか」「かぜ」です。

「かぜかどうかはワシが決める!」などと、昔の医者のように怒り出すことは、私の場合はありません。

来院の理由を「かぜ」と書くのは、「かぜだと思えるような自覚症状がある」という意思表示だからです。

私にとっては、それも重要な情報です。なぜ、かぜと思ったのか、その根拠を探りながら診察すればいい。

当院の初診用の問診票は、かなり細かい質問事項が多数並んでいます。けっこう面倒くさいと思います。

詳しく書いてもらえば、情報量が増えますが、患者さんにはご面倒をおかけします。

簡略化した問診票だと、結局あとで、あれこれ尋ねなければならず、診察時間が長くなるかもしれません。

どの程度詳しく書いてもらうのがちょうど良いのか、なかなか答が出ません。いまだに試行錯誤です。

村上春樹と巨大書店

村上春樹の『職業としての小説家』を買いました。紀伊國屋書店が、半ば独占的に販売している<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1420.html" target="_blank" title="例の">例の</a>本です。

お彼岸なので、朝から墓参りをして、実家の仏壇もお参りして、その後に、チャリで紀伊國屋に赴きました。

最近、ときどき空想するのは、クリニック横のサンピアンの3階を全面改装して、巨大書店にする計画です。

サンピアンのワンフロアは、約8千平方メートル。全部書店なら、断トツで日本最大の売り場面積になります。

書棚のレイアウトは、2案に絞り込んでいます。恐ろしく長い書棚を何列も並べるか、円周状に配置するか。

構想はほぼ、固まりつつあります。あとは、資金繰りだけです。

祝日なので、今日は紀伊國屋店内が賑わっていました。目的の本は、入口付近に大量に平積みしてあります。

発売されたばかりの本なので、いきなり手に取り、そのまま購入しても恥ずかしくありません。

内容については触れませんが、じつに面白かった。あっという間に読了。小説を書きたくなりました。

サラサラっと書かれたように見えるエッセイですが、「鬼推敲」してあり、しかもそれを感じさせません。

村上氏の「文章的精度」の高さには、恐れ入るばかりです。

ああ、そうそう。サンピアンの3階が巨大書店なら、2階は国内最大級の巨大文具店にしてはどうでしょう。

1階はまだ決めていません。とりあえず生鮮食品売り場です。

シルバーウィーク

9月のこの時期、いつのまにか大型連休(シルバーウィーク)なんですよね。気がつきませんでした(うそ)。

うすうす気付いてはいましたが、5連休はひどくないですか。祝日が多すぎ。つなげすぎ、でしょう。

2連休で大喜びし、奇跡的に3連休になると日本中が驚喜した私の幼少期から考えると、隔世の感があります。

一般市民の方には嬉しい連休でも、サービス業に従業する者にとって、連休は繁忙期。休めません。

それから言えば、お役所だって<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-215.html" target="_blank" title="銀行">銀行</a>だって、前から言ってるように、年中無休でサービスをすべきです。

医療機関のほとんどは、日曜祝日を休診日としています。小売業よりは、お役所・銀行に近いスタンスです。

一方で当院は、9/19〜23の5連休のうち休診日は、明日9/22の火曜日だけです。

もちろん、日祝診療は自分で決めたことなので、世の中の連休ムードに恨み節を言うわけにもいきません。

その5連休のど真ん中、敬老の日の今日、当院は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1173.html" target="_blank" title="休日当番医">休日当番医</a>でした。

いつもの日祝とは違って当番医の日は、市内一円だけでなく、周辺町村からも多くの来院者があります。

本日来院された患者さんのうちの85人が、当院を初めて受診する方でした。

そのような方に、当院がいつも日曜祝日診療をしていることを、今日は宣伝する日でもありました。

シルバーウィークで、次に5連休が訪れるのは、11年後の2026年だそうです。

国民の祝日(国民の休日を含む)は増えていく一方なので、11年後には5連休も珍しくないかもしれません。

祝日が増えれば増えるほど、当院の存在価値は高まるわけです。ますます責任重大です。