お風呂が沸きました

仕事から帰ると、真っ先に風呂に入ります。風呂上がりのビールが、美味しいからです。

今日も自転車で、汗ダラダラで帰宅したら、ちょうど風呂場の方からアナウンスが聞こえてきました。

「お風呂が沸きました」

最近の家電類は、いろんなお知らせを女性の声で教えてくれます。単なる電子音より、ソフトで分かり易い。

しかし考えてみると、「沸く」のは「風呂」ではなく「風呂の湯」ではないのか。だから本来は、

「お風呂のお湯が沸きました」と言うべきでしょう。いや待てよ、自動詞「沸く」を厳密に考えれば、

「お風呂のお湯が沸いています」の方が適切かもしれません。

そこらへんは、どうなっているのか。やや納得できないまま、お湯に浸かると、次なる疑問が湧いてきました。

わが家はオール電化です。深夜電力で温められて保温されているお湯が、浴槽などに給湯される仕組みです。

給湯の時点で「沸いた」わけではないのです。したがって、

「お風呂にお湯が入りました」と、アナウンスするのが正しいかもしれません。いや、もっと親切に言うなら、

「お風呂に設定量のお湯が入りました」と言うべきでしょう。いや、もっと正確に言うなら、

「浴槽に設定量のお湯が入りました」が望ましいでしょう。とか考えているうちに、のぼせました。