文章を書くときには、時間とネタとパソコンのほかに、辞書が必須です。
誤字脱字だけでなく、言葉の取り違えや、用法の誤り・勘違いを、できるだけなくしたいからです。
間違いに気づかないまま、ネットで公開したら、後悔します。
たびたび辞書を引くうちに、だんだん「辞書好き」になりました。ときには、辞書を読みふけったりします。
日本語関係で手元にある辞書は、広辞苑、新明解国語辞典、三省堂国語辞典、新潮日本語漢字辞典などです。
NHKが発行している漢字表記辞典と日本語ハンドブックや、三省堂のてにをは辞典も、ときどき使います。
ネットなら、朝日新聞社の「コトバンク」を使いますが、その中身は「大辞林」と「デジタル大辞泉」です。
まあ、それはそれでいいのですが、もっとずっと、用例や由来などを、掘り下げてみたいこともあります。
「新明解」や「三国」が小辞典、「広辞苑」「大辞林」「大辞泉」が中辞典なら、やはり大辞典が欲しいもの。
それが、小学館の「日本国語大辞典」です。日本語の大辞典と言えば、これがほぼ唯一の存在のようです。
第二版は、全13巻+別巻1巻。ほとんど図書館で見かけるだけの大部です。全部買うと20万円を超えます。
欲しいけど、高すぎる。文筆家なら買うかもしれませんが、カルテとブログを書いているだけの私が買うか?
と、諦めかけていたとき、小学館のサイトに「ジャパンナレッジ」というのを見つけました。
「日本国語大辞典」のみならず、小学館のあらゆる辞典類を、まとめて検索閲覧できる、有料サイトです。
ただちに、会員登録しました。ケチなので、試しに、1カ月間だけ使ってみることにします。
紙の辞書とは異なり、どうしても所有欲は満たされませんが、安さと便利さにはかえられません。