プリンタが故障しました。開業後ずっと院長室で使っていた、キヤノンのインクジェットプリンタです。
通常の文書のほか、封筒の宛名印刷とか、シールやポスターや年賀状の印刷にも、活躍していました。
修理も考えたのですが、すでに製造中止の旧製品。この先のことを考えて、買い替えることにしました。
ところが、近所の電器店に行くと、背面給紙のプリンタが見当たりません。どれもこれも正面カセット方式。
正面給紙だと、封筒の宛名印刷がほぼ不可能です。写真やハガキは、カールするし大量連続印刷もできません。
院内には、A3対応カラーレーザー複合機があるので、A4やA3の普通紙なら、いくらでも印刷できます。
だから私に必要なのは、大型複合機が苦手な、ハガキと封筒と写真の印刷ができるプリンタなのです。
贅沢を言っているわけではありません。背面から安定して給紙できるプリンタが、ほしいだけなのです。
キヤノンもエプソンも、なぜ背面給紙から撤退してしまったのでしょう。
異物やホコリが内部に入るのを防ぐとか、子どもが手を入れるのを防ぐとかの理由は、説得力に欠けます。
電器店の店員によると、省スペースが第1の理由のようです。背面給紙は、後方にスペースが必要なのです。
A3対応の大型機種だけが背面給紙だったので、そのバカでかいプリンタを、買うしかありませんでした。
ま、大型封筒に直接印刷できるのは、どっちみち、これだけなのですが。
プリンタを買って帰ってから、例によって、ネット通販の最安値をチェック。予想通り、ガッカリしました。