安保関連法案が本日、衆議院の平和安全法制特別委員会で採決され、与党単独の賛成多数で可決しました。
審議では民主党議員がまず「国民の皆さまの理解が、全く進んでいると思われない」とジャブをかまします。
すると安倍首相は「現在まだ、国民のご理解が進んでいないのも、事実であります」と、あっさり認めます。
それでも採決を行うのは、最終的な法案成立までに国民の理解が進めばそれでいいのだ、という考えです。
そして強行採決。野党議員は総立ちで委員長席に詰め寄ったり、マイクを奪ったり、プラカードを掲げたり。
委員長「賛成の諸君の起立を求めます」→与党議員起立→「起立多数、賛成多数をもって成立されました」
これを何度か繰り返します。
起立した与党議員と、元々立っていた野党議員。全員が立っているので、あたかも「全会一致」の様相です。
この画像がネットで、「まさかの全会一致」などと、面白おかしく拡散しているのが笑えます。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-785.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ように、採決時の「起立」は、「着席状態から起立」することによってカウントされるようです。
「立ちっぱなし」は、ノーカウントなのです。