予算が2520億円にも膨らんだ、新国立競技場問題。このまま強行でしょうか。
計画見直しの声は、世論調査で80%を越えています。
だいたいあのデザイン。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1033.html" target="_blank" title="去年">去年</a>自転車のヘルメット買った時から、なんかオカシイと思ってました。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-212.html" target="_blank" title="イデオロギー">イデオロギー</a>の異なる新聞各紙も、口を揃えて批判しています。社説から拾ってみると、
朝日:このまま見切り発車してはならない。後世に残す国民の財産をめぐる議論はまったく尽くされていない。
毎日:巨大な「負の遺産」となることが誰の目にも明らかなのに本当にこのまま突き進むのか。
日経:これほど無謀な国家プロジェクトがいっさいの見直しもなく進行する事態に、あぜんとするばかりだ。
読売:財源のメドすら立たないまま、建設へと突き進む。あまりに愚かで、無責任な判断である。
産経:総工費は際限なく膨らみ、財源の見通しも立たない。さすがにこの計画は無理ではないか。
政権寄りの産経は「さすがに」という副詞を付けて、微妙に控えめですが、他紙は全面的な批判態度です。
安保法制の整備は、内容といい、やり方といい、必ずしも賛同できることばかりではありません。
それでも安倍首相は、たとえ支持率を下げても、いま成し遂げておきたいという思いなのでしょう。
しかし新国立競技場は、どのイデオロギーをもってしても、誰もがこぞって反対しています。
これこそ、今すぐ白紙撤回すれば、拍手喝采を浴びる絶好のチャンスですよ、安倍さん。
だいいち、新国立競技場のデザインを決めたのは、民主党政権じゃないですか。
もしかすると、いざというときの支持率回復の秘策として、安倍首相はこれを温存しているのでしょうか。
となると、首相が切り札を切るのは、安保関連法案が衆院本会議で採決された直後。今週末か。