高血圧症の方も、そうでない方も、自分の血圧をときどき測ってみることには、大いに意味があります。
その絶対値だけでなく、朝晩の違いとか、最近上がってきてないかとか、そういう変化を知るのも重要です。
毎朝毎晩、血圧を測ってノートに記録して、グラフにして、毎月持参する、几帳面な方が多いです。
一方で、体調が良かったのでこの1カ月間、血圧はまったく測らなかった、という方もいます。
少なくとも高血圧で薬物治療中の方は、薬の強さが適正かどうかを確認するためにも、血圧測定が必要です。
医療機関で月に1回だけ測ったのでは、あてになりません。日頃の血圧測定が大事です。
「白衣高血圧」という言葉があるように、医者や看護師の前では、緊張して血圧が高めになったりします。
その逆に、診察時には日頃よりも低くなって、正常な血圧に見える現象を「仮面高血圧」と言ったりします。
どちらの呼び方も、私は好きではありません。白衣の有無にかかわらず、血圧は変動するものなのです。
起床時、仕事中、入浴後、飲酒後など、血圧はけっこう上がり下がりしています。
血圧の日内変動が大きい人の場合はとくに、毎日いろんなタイミングで血圧を測る必要があります。
夜間睡眠時も含めて、血圧を一日中測定する「24時間自由行動下血圧測定」という検査法も有効です。
Apple Watchに、今回は血圧測定機能が盛り込まれなかった(間に合わなかった)のは、少々残念でした。
次のモデルで血圧測定ができるのであれば、また購入したくなります。
でも考えてみたら、夜間睡眠時に装着して血圧を測るとなると、いったいいつ充電するのでしょうね。