トヨタ自動車の役員が、麻薬成分「オキシコドン」の錠剤の輸入を行った容疑で、逮捕されました。
ネックレスと偽って「輸入」された錠剤は、いくつかの包みなどに「小分け」されてあったとのこと。
「麻薬及び向精神薬取締法」を見てみると、禁じている行為は、以下の10項目のようです。
「輸入」「輸出」「製造」「小分け」「譲り渡し」「譲り受け」「交付」「施用」「所持」「廃棄」
まず、「小分け」「譲り渡し」「譲り受け」の3つは、漢字2文字の熟語にしてほしかった。
「分割」「譲渡」「譲受」にすれば、ずいぶんスッキリします。次の国会で、ぜひ改正してもらいたい。
それにしても、どうしてわざわざ法律で「小分け」が禁じられているのでしょうね。
「譲り渡し」「譲り受け」「所持」が禁じてあれば、「小分け」を禁じなくてもいいような気もしますが。
「小分け」が麻薬拡散の手段だからなのか。「小分け」されると見つけにくいから困るのか。
トヨタの役員が怪しいのは、オモチャのネックレスで偽装して、しかも錠剤を小分けしていたことです。
罪悪感もなく、医療用医薬品を持ち込むだけなら、隠す必要も、小分けにする必要もないはず。
驚くべきは、その国際宅配便のパッケージから、麻薬を発見したことです。麻薬犬のお手柄でしょうか。