ピロリ三次除菌

また出ました、ピロリ君(菌)。私の話です。いままで2度も除菌治療をしたのに、しぶといヤツです。

3度目の除菌(三次除菌)をすることになりました。

ピロリの除菌は通常、「胃酸分泌抑制剤+抗菌剤」で行います。

除菌そのものは抗菌剤の働きですが、胃が酸性だと抗菌剤が効きにくいので、胃酸分泌を抑制するのです。

胃酸分泌抑制には、「プロトンポンプ阻害薬(PPI)」という、強力な制酸剤を使います。

抗菌剤は、ペニシリン系の抗生物質と、別系統の抗菌剤の2剤を併用します。

一定の病状(病名)と検査所見があれば、ピロリ除菌療法は保険適用となります。ただし2回目まで。

私のように3回目となると、保険が利きません。自費診療です。薬代は1週間分で約2万円。高い。

三次除菌には、なるべく強い胃酸分泌抑制剤と、とくに強い抗生剤を使います。

しかも、これらの薬剤はいずれも、通常の用量の倍量を服用します。副作用の心配も、大いにあります。

なので除菌中は、一次の時も二次の時でもそうですが、断酒が必要です。

強力な薬剤の代謝(解毒)を受け持つ肝臓を、それ以上酷使してはならないからです。

というわけで、今晩から断酒しています。1週間のガマンです。こんな季節に、悔しいです。

うっかりビールを飲みたくならないように、しばらくは、梅雨のジメジメした天気が続いてほしいものです。