診療はノドが渇きます

仕事中(診療中)の水分補給は、おもに「お〜い お茶」の間歇的摂取よって行っています。1日2本程度。

ペットボトルは、診察室のすぐ横の棚にこっそり置いていて、診療の合間合間に、ゴクゴクッとやります。

当院のスタッフも、診察室付近に各自の水筒等を用意して、適宜水分を補っているようです。

タクシーの運転手さんは、たいていペットボトルなどを運転席のそばに置いてます。

さすがに、乗客の前では飲みません。1人の時に飲むのでしょう。

勤務中に熱中症で倒れたJR東海の運転士はしかし、たとえ停車中でも、飲水は控えていたと報じられました。

停車中の飲水にクレームをつける乗客がいて、社内の規則が厳しくなっていたためだそうです。

どのような場合でも、一瞬たりとも安全確認を怠ってはならない、というのがクレーマーの言い分なのか。

お茶を飲みながらの運転ならともかく、停車の合間のひと飲みにさえ文句を言うとは、了見の狭い話。

そんな利用客のクレームに過剰に敏感になって、鉄道会社が事なかれ主義に走った典型とも言える事例です。

「乗務員の必要最小限の水分摂取について、ご理解ください」等の掲示物を、会社は早く出すべきです。

「運転してると、ノドが渇きます」とか「水分摂って、安全運転」などのコピーでもいいでしょう。

私も時々、お茶を飲んでいる姿を患者さんに目撃されることがありますが、それもどうか、ご理解ください。