米国上下両院合同会議での、安倍首相の演説。感銘を受けました。名演説だったと私は思います。
もちろん、評価は人それぞれ。賛否両論が渦巻いていて、面白いですね。
メディアの代表である新聞各紙の、今朝の社説を読み比べてみました。
全体的な評価は、右から順に、
産経「大いに歓迎したい」:諸手を挙げて歓迎している雰囲気です
読売「米議会では、好意的な反応や前向きの評価が大勢を占めた」:間接的表現が気になります
日経「日米の長い歴史の重要な一ページになったのは間違いない」:賛否はともかく重要だと
朝日「よくも悪くも無難な内容だった」:ほとんど評価せず
ユーモアも交え、45分間を長く感じさせなかった演説文については、
産経「これ以上どんな言葉が必要というのだろうか」:べた褒め
読売「多くの米国人の心の琴線に触れるような演説内容と、考え抜かれた表現が奏功した」:技術的評価
日経「日米関係だけでいえばよく練られた演説といってよい」:素直じゃない
朝日「歴史認識であつれきを生まないためのレトリックが目についた」:ケチをつけてる
「愚劣でバカバカしい」と言うのは、小林よしのり氏。米国に媚びを売るなと言っています。
安倍氏は弱腰過ぎる、というわけです。なるほど、もっと右側の論者もいるんですね。
ところで、毎日新聞の社説は、医療問題とNHK問題でした。安倍演説に対しては、シカト戦略のようです。