雨天かと思われていた今日は、すっかり晴れ渡り、絶好の運動会日和でした。もちろん私は、診療でしたが。
ギックリ腰もほぼ完治し、先週には胃と大腸の内視鏡検査も無事クリア。
こうなると、爽やかな五月晴れの休日には、そろそろ阿蘇方面へのサイクリングも計画したいところです。
と書くと、こら、お前の日本語はどうなっとるのかと、激おこする方、いますか。
「爽やかな五月晴れ」という言葉が、間違っているような、許容されているような、微妙な表現だからです。
「五月晴れ」
(1)五月のよく晴れた天気
(2)梅雨の晴れ間
本来の意味は(2)。つまり、旧暦五月の梅雨=五月雨(さみだれ)の、合間の晴れ間のことだというわけ。
しかし、梅雨入り前の5月の晴天は、気温もほどほどで心地よいので、(1)の意味でもしっくりきます。
元は誤用だとしても、今となっては使いやすい言葉です。なにしろ、5月の晴天は爽やかです。
「爽やか」
新明解国語辞典(私の好きな第四版)によると、
(1)きれいで程良く冷たい大気が、一種の緊張感と清新の気を与えてくれる様子
(2)精神的にもふっきれ、生理的にも滞る所が何も無い様子
俳句の世界ではしかし、「さわやか」は秋の季語だそうです。だから春に使うと違和感がある人もいるとか。
でも多くの方には、どの季節に使おうが、違和感のない言葉だと思います。
俳句をたしなむ風流人が、当ブログを読む可能性も低いでしょうから、私は春にも使わせていただきます。