ヴィヴァルディ

高校時代にやってたZ会(添削)のペンネームは、「調和の霊感」と「すきむらくん」を使い分けていました。

前者はヴィヴァルディの協奏曲集の名前であり、後者は当時の担任(好村先生)の愛称です。

学生時代になるとヴィヴァルディにも飽きて(曲がみんな似てる)、ほとんど聴かなくなってしまいました。

ところが、それから25年後、学会発表で訪れたヴェネツィアで、ヴィヴァルディと再会したのです。

人通りの少ない路地を散策中に、まるで穴場のような、ヴィヴァルディ・ショップを見つけました。

ヴェネツィアとえいば、ヴィヴァルディの出身地。店内は、文具や衣類など、ヴィヴァルディグッズだらけ。

今思えば、なかなか入手できないレアものばかりです。買えるだけ買っておけばよかったと、悔やまれます。

今日はなぜ、ヴィヴァルディなのかというと、NHKの番組紹介サイトで、次のような文を見つけたからです。

「水の都ベネチアで生まれたヴィヴァルディは、少女たちに音楽を教える先生となりました」

ね、おかしいでしょう。Veneziaが「ベネチア」で、Vivaldiが「ヴィヴァルディ」ですよ。一貫性がない。

つまり、外来語の「V」をカタカナ表記する場合、「ハ濁」にするか「ウ濁」にするか、という問題です。

調べてみると、NHKの原則は「ハ濁」。人名のみ例外的に「ウ濁」にするとのこと。根拠はわかりません。

おかげで、Versaillesは「ベルサイユ」で、Voltaireは「ヴォルテール」。その意味では、一貫してますね。