グーグル先生

「グーグル先生」という言葉は嫌いです。そもそもGoogleは先生ではありません。

ネットという巨大な図書館の入口に立って、なにか企んでいる、民間の一案内人にすぎません。

とは言え、Google検索はあまりにも、世の中にも私の生活にも浸透しています。そこで私の心配事は2つ。

(1)情報が操作される

(2)人間がバカになる

より精度の高い情報提供のために、Googleはたびたび、検索機能を改訂してきています。

しかし所詮、営利企業。儲けを出すために、あの手この手で検索結果を誘導してきているはずです、きっと。

いや儲けならまだしも、特定の理念・宗教・思想・信条に偏重する動きはないのか、それが心配。

でも本当に心配しているのは(2)です。世の中、ググり過ぎではないか。自戒を込めて、そう思います。

丸一日、ググらない日を作る、休肝日ならぬ休グ日。語呂が悪いか。

知らないことを調べるとき、とっかかりにググることは、私もよくやります。

一次情報を探し、適切な書籍を見つけ、良質な解説サイトや、読み応えのあるブログにたどり着くためです。

ところが、ググってみたら、トップにいきなりYAHOO!知恵袋が出てきて、ガッカリすることがあります。

言いたい放題書いている、匿名の人間の無責任な回答が、グーグル先生のお答えですか。

おまけに知恵袋には、「まずググったらどうですか」などという、堂々巡りの上から回答もあったりします。