レモンジーナ騒動

サントリー食品がまた、新発売の飲料「ヨーグリーナ」の供給が需要に追いつかず、出荷停止騒ぎです。

先日は「レモンジーナ」で、同じように出荷停止したばかり。もう、ちゃんとしーな、と言いたくなります。

需要予測を誤ったのは、発売前にSNS等で知名度が上がったことが原因だと分析されています。

副社長は「ネット時代における新製品の需要予測は、改めて研究し直さなければならない」と間抜けな発言。

いまや新製品の宣伝は、テレビや雑誌などの従来メディアだけでなく、ネットを利用するのが当たり前です。

それを、宣伝にかけては最も定評のある企業であるサントリーが、「改めて研究」するとは驚きます。

むしろ、ネットをフルに利用して、大衆を扇動するぐらいの広告を打つのが、サントリー流じゃないの?

と思ったら、ヨーグリーナもレモンジーナも、発売前から積極的にキャンペーンを展開してたようですね。

見事にそれが当たって、情報がネットで拡散し、発売前から買い気配ムンムンの状態になっていたわけです。

メーカーにとって、これほど嬉しい盛り上がりはないでしょう。初期の大ヒットは、約束されたも同然。

それなのに、品不足。アホですか。清涼飲料ぐらい、大慌てでちゃっちゃと作りなさいよ。

一昨日発売されたばかりのApple Watchも、Apple新製品の例にたがわず、品不足です。

「品薄商法」と揶揄されても仕方ないですが、需要予測を誤ったサントリーとは理由が違います。

Appleは製品の完成度を上げるために、ギリギリまで改良を加えるものだから、生産が間に合わないのです。

意外とAppleも、きわどいことやってますよね。