中国人は仕事が早い

中国製の、Apple製品の模倣品には、驚くとかあきれるよりも、もはや感心してしまいます。

なにしろ、早い、安い、上手い、の3拍子が揃ってますから。

新製品が出るたびに、本家に先んじて、箱までそっくりなコピー商品が発売されてきました。

このような模倣品は、山賊を意味する言葉を使って「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-652.html" target="_blank" title="山寨機">山寨機</a>(さんさいき)」とも呼ばれます。

ブランドバッグのコピー商品と違い、Apple製品のコピーは、起動させるとすぐ、ニセだとわかります。

なぜなら、iOSではなくAndroidが立ち上がるからです。しかし、そこがまた、ある意味「特別仕様」で貴重。

正規品にもない「便利な」機能が盛り込まれていたりもします。もちろん、激安です。

名称も楽しい。「iPed」とか「HiPhone」とか「iPnoho6」とか、笑わせてくれます。

来月24日の発売を、首を長くして待っているApple Watchですが、模倣品はもうすでに、発売されています。

「AW08」とか「IWATCH」がそれ。かなりよく似てるし、当然、激安。200元(4000円)台から。

ブランドバッグのニセモノは、物を入れて持ち運ぶという機能においては、オリジナルと同等です。

これで外見がそっくりなら、欲しがる人がいてもおかしくはありません。それは、見栄のためだからです。

Apple製品の偽物は、起動すればニセモノとわかるのに、作る人がいて、売る人がいて、買う人がいます。

ホンモノかどうかなど問題ではなく、ホンモノに見えるかどうかが、大事なのでしょうね。