スウェーデンの企業が、社員の体にマイクロチップを埋め込む「究極のID」を採用しているという話。
映像を見ると、注射器のようなもので、左手の小指と手首の間あたりに注入するように埋め込んでいます。
スパイ映画などでは見慣れたシーンですが、実際に一般企業が、社員に堂々と埋め込んでいるとは驚きです。
全社員への強制ではないそうですが、遅かれ早かれ、埋め込みが当たり前の時代が来るのかもしれません。
究極の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-730.html" target="_blank" title="生体認証">生体認証</a>です。でも万一ハッキングされたら、逆にどうしようもなくなるのが問題でしょう。
IDを盗むために、手からチップを切り出そうとする犯罪者が出てくるのではないかと、心配にもなります。
米国では3人に1人が、本人の知らないうちに、体内にチップを埋め込まれているという話さえあります。
その多くは、歯科治療の時に、患者に告げずにマイクロチップが「インプラント」されたといいます。
にわかには信じがたい話ですが、米国ならありそうです。技術的にも容易でしょう。
チップを体に埋め込むのはともかく、ウエラブルデバイスなら、個人認証にもうってつけかもしれません。
たとえば、4月の発売がほぼ確定している<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1072.html" target="_blank" title="Apple Watch">Apple Watch</a>には、そのような目的が見てとれます。
指紋で認証したiPhoneと連携するApple Watchは、それ自体を、個人認証に使うことができるわけです。
とくに決済サービスApple Payは、利用者が腕に着けている時しか作動しない仕組みになるようです。
Apple Watchを腕からはずすたびに、iPhoneでの指紋認証が必要になる、というところがミソ。
その仕様のおかげで、Apple Watchは腕に装着している限り、生体認証と同等の信頼性が保証されるのです。
よく考えられた仕組みだと思います。体にチップを埋め込むよりも、こっちの方がいいと思う。