インフルエンザの患者報告数は、宮崎、沖縄、熊本が、現在の全国ワースト3。九州で大流行のようです。
熊本市では先々週から警報レベルとなり、近隣の小中学校では、学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいます。
学級閉鎖は、流行の拡大をくい止めるために有効な措置ですが、さまざまな問題もあります。
不足する授業時間をいつか埋め合わせしなければならないし、子どもが休めば家庭への影響もあるでしょう。
最悪なのは、学級閉鎖が終わった頃になって、インフルエンザに罹ってしまう場合です。
児童がインフルエンザに罹ると、「解熱の2日後」かつ「発症の5日後」までは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-571.html" target="_blank" title="出席停止">出席停止</a>というキマリです。
下熱しても体内にウイルスが残っているため、ある程度の期間は、他人への感染力があるからです。
しかし、早々と元気になった子どもは、学校にも行けず、何日も自宅で暇をもてあますことになります。
そこで考えたんですが、元気なら登校させたらどうでしょう。ただし、元のクラスに戻るのではありません。
インフルエンザ児童専用のクラスをつくって、そのようなお子さんを集めて、授業をするのです。
さいわい今流行しているインフルエンザは、ほとんどがA香港型。みんなを一緒にしても問題ないでしょう。
学級閉鎖中のクラスが空室なので、その部屋を利用しましょう。
というわけにも、いかないでしょうね。失礼しました。
しかし、登校停止期間を杓子定規に日数で決めるのには、疑問を感じます。やはり病状を考慮すべきです。
高熱が続いたのか、すぐに下熱したのか、あるいは最初から微熱だったのか、経過には個人差があります。
ワクチン接種歴や、インフルエンザ治療薬開始のタイミングによっても、ウイルス排出期間は異なるはず。
そういった事情を考慮して、医師の総合的判断で、出席停止期間を決めても良いのではないでしょうか。