メルボルンでの快挙

テニスとサッカーの両方で、日本が勝利しました。くしくも、同じメルボルンで今日行われた試合です。

休診日だったので、今日はテレビの前に張り付いていました。さらに勝ち進むことを期待します。

錦織圭選手の試合の合間のニュースで、柔道家の斉藤仁氏が死去したと報じられました。

斉藤氏といえば、弟子の石井慧選手の、北京オリンピック金メダル獲得時の名言が忘れられません。

「オリンピックのプレッシャーなんて、斉藤先生のプレッシャーに比べたら、屁の突っ張りにもなりません」

なかなか面白い発言ですが、「屁の突っ張り」という言葉を誤用しています。「屁」だけでよかったのに。

ところでメルボルンは、オーストラリアではシドニーに次いで2番目に人口の多い都市です。

首都をめぐって両都市が争った結果、計画都市キャンベラが造られたことは、よく知られています。

2大都市が争う構図は、日本にもあります。

たとえば、長野県の長野市と松本市。歴史的経緯が複雑で、両都市の不仲はいまだに続いているとか。

長野市は県庁所在地で、人口も最大。一方で松本には、日銀の支店や信州大学の本部と医学部があります。

福岡県では、かつて最大の都市は北九州でしたが、私が大学生になったころ、福岡が第1位に躍り出ました。

両都市のその後の繁栄と衰退は好対照で、人口にも1.5倍ほどの差がついてしまいました。

効率の良さばかりを求めると、今現在繁栄している都市にますます、人口や産業が集中してしまいがちです。

その最たるものが、東京一極集中であり、将来70%の確率で<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-188.html" target="_blank" title="大地震">大地震</a>が起きるというのに、集中は続きます。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-200.html" target="_blank" title="首都移転">首都移転</a>の話も、なかなか現実味を帯びません。既存の地方都市に移転しようとするから、進まないのです。

100年後、200年後を考えて、キャンベラのような計画都市を、ゼロから設計するのが面白いと思います。