Suicaと限定品商法

東京駅開業100周年を記念した「限定Suica」は、希望者が殺到して混乱し、販売が途中で中止されました。

残りの販売をどうするのかと思っていたら、大量に追加製造し、再発売する方向とのこと。

問題は解決していません。追加発売と聞いて、別の不満が噴出しています。

「苦労して買ったのに、販売量を増やすとプレミアム感がなっくなってしまう」

「限定品じゃなくなるのなら、わざわざ(遠隔地から)買いに行かなかった」

「ネットオークションで高値で落札したが、キャンセルはできないのか」

たしかに、いったん限定品として発売した以上は、最後まで限定しておかなければ、ある意味不公平です。

限定品でなくなれば、相対的に価値が低下します。そのことで訴えを起こす人も、出てくるかもしれません。

そもそも、東京駅開業100周年を記念するのなら、1年間ずっと限定なしで販売すればよかっただけの話。

それを1万5000枚に限定しようというのが間違い。JR東日本の「限定品商法」が見え見えです。

限定Suicaなら未使用のまま収蔵する人も多く、使用されなければ、丸ごとJR東日本の儲けとなるからです。

さて、追加発売されるSuicaは、どのぐらいの枚数になるのでしょう。

いっそのこと、限定感が消え失せるほど大量に、追加販売したらどうでしょう。転売業者つぶしも兼ねて。