くどいようですがNHKの「マッサン」は、ニッカウヰスキー創業者を描いたドラマです。
「ニッカ」という名前は、その前身である「大日本果汁株式会社」(またはその商品名)が由来のようです。
「大果(ダイカ)」としたのでは、なんとも語呂が悪くなるところでした。「日果(ニッカ)」で良かった。
「大日本○○」という会社が「ダイ○○」という社名に変わるかどうかは、語呂の問題なのでしょう。
大日本印刷は「ダイイン」にならなかったし、大日本除虫菊も「ダイジョ」ではありません。
「タカタのエアバッグのリコール問題に関連し、ダイセルの株価が急伸した」という記事を目にしました。
私には無縁の経済ニュースですが、しかし「ダイセル」という社名だけは、どうしても気になります。
調べてみると前身は「大日本セルロイド」でした。エアバッグ用のガス発生装置では世界3位とか。
「電力機器大手のダイヘンが、ワイヤレス給電システムを来年度にも発売する」という記事も見かけました。
「ダイヘン」ならば、元は「大日本変圧器」だろうと思って調べたら、「大阪変圧器」でした。そっちか。
ダイヘンと聞いて思い出したのは、ベタですが「代返」です。他人になりすまして、出欠の返答をすること。
医学部での講義の場合、出欠の取り方は、配られた紙に署名する方式だったので「代筆」ともいえます。
法医学の牧角三郎教授のときは、出欠取りの代わりに、いつも小テストが行われました。
答案を2人分書くのは大変なので、代返(代筆)するのも一苦労です。
しかも教授が筆跡鑑定をするものだから、すぐばれてしまい、翌週の講義のネタになるのがオチなのです。
今日はいつも以上に、話がまとまりませんでした。ま、ずれていく話も、嫌いじゃない。