「カミソリの刃は多ければ多いほどよく剃れるのか」というタイトルにしたかったのですが、長いので。
私が使っているのは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1105.html" target="_blank" title="先日も書いた">先日も書いた</a>Gilletteの2枚刃です。毎朝剃っていて、疑問が2つあります。
(1)何日使ったら、取り替えるべきなのか?
(2)もっと刃の枚数が多い方が、よく剃れて肌にも優しいのではないのか?
刃の枚数が多いほど高額になるので、取り替えインターバルにも影響します。この両者は切り離せません。
ヒゲの切断により刃が摩耗するので、刃の数が多いカミソリの方が、刃一枚当たりの摩耗は少ないはずです。
しかし、何枚刃であっても、最初にヒゲに当たる一番下の刃が、いちばん摩耗すると考えるべきでしょう。
つまり、カミソリ全体としての取り替え時は結局、一番下の刃の摩耗具合で決まります。
ならば、安い2枚刃を短いインターバルで取り替えた方が、高価な5枚刃を長く使うよりもいいはずです。
刃の枚数が多いと不利な点は、もう一つあります。それは刃全体の面積が、大きくなることです。
5枚刃の肌に当たる部分の面積は、2枚刃の2.5倍ではなく、理論上は4倍あります(説明は省きます)。
面積が大きくなれば、肌の起伏へのフィットが悪くなります。エッジが利かないと言ってもいいでしょう。
とくに気になるが、エラの下とノドボトケの両サイド。この部分、5枚刃では厳しいと思います。
理想的には、線で剃る一枚刃。床屋さんのカミソリでしょうね。私にはとても扱えませんが。