党首のディベート対決

昨夜の報道ステーションで放送された党首討論では、各党首のディベート能力の違いがあらわになりました。

その放送の録画を今夜もう一度見直した上で、このブログを書いています。

安倍首相はいつも、追い込まれると早口になり、声がうわずってきます。もっと、どっしりと構えてほしい。

どっしりで言えば小沢氏が最強ですが、この人はにらみだけきかせて、あまり多くを喋らない方が良さそう。

海江田氏は、原発関連を除けば発言も少なく、存在感がありません。党の勢いをそのまま反映しています。

安定感が際立っていたのが、公明党の山口氏。発言がスムーズで理路整然。表情は常に穏やかで血色も良い。

共産党の志位氏は、理論家なんだろうけど、出番が少な目。しまいには橋下氏に挑発されてしまいます。

さて橋下氏。正論だけでなく、少々支離滅裂なことや極論も言うのだけれど、歯切れがいいから分かり易い。

うまいなあと思ったのは、橋下氏の話し言葉における、文の区切り方です。

通常は「・・・なのです。どうしてかと言えば・・・だからです」と言うべきところを、

橋下氏「・・・なのです。どうしてか。・・・だからです」と、効果的に区切って話します。

そこに絶妙な「間」ができて、続く文を強調することができます。とても有効な話し方だと思います。

今回、ディベートがうまいと思った山口氏も橋下氏も、ともに弁護士なんですよね。なんだそういうことか。

番組の最後で、録画したものをノーカットで放送したとのテロップが出ました。なに、生じゃなかったの?

なにか、不測の事態に備えるための録画だったのでしょうか。そもそも、本当にノーカットだったのか。