3D回転ドラムで煎る

コーヒー豆の自家焙煎に凝っていた時期がありました。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-9.html" target="_blank" title="何年も前">何年も前</a>です。

手網ロースターを使って、自宅のキッチンでコーヒーの生豆を煎(い)るのです。

その作業は意外と楽しく、できたコーヒーも驚くほど美味しかったのですが、久しく途絶えていました。

面倒だしキッチンが汚れるということもありますが、第一の原因は自宅がオール電化になってしまったこと。

だってIHクッキングヒーターでは、手網焙煎ができませんから。

と諦めていたのですが、最近になって思いついたのです。電気式焙煎機があるじゃないかと。

そうなると俄然、自家焙煎熱が再燃してしまいます。あれこれ調べて、ついに通販で購入したのでした。

「ジェネカフェ」という熱風式焙煎機です。熱風式は、直火式のような焼けムラがおきにくいのが特徴です。

手網焙煎とはまったく異なる、初めて行った電気焙煎は、手順は簡単でありながらも奥深いものでした。

記念すべき初回焙煎のために選んだ豆は、私の好きなキリマンジャロ。最近の呼び方ではタンザニアです。

通販で800gほど購入した生豆から、まずはハンドピックで不良豆を取り除きます。作業時間は約30分。

これを200gほど焙煎機に投入。重要な温度設定は、今回は230℃で最後まで一定としました。スイッチON。

3D回転するドラムが耐熱ガラスなので、煎られて色付いていく豆の様子がよく見えて、なかなか楽しい。

豆がハゼる音が、ドラム回転音にかき消されて聞き取りにくかったのですが、色で判断して焙煎完了。

焙煎当日に飲むべきではないといわれていますが、そんなことはお構いなしです。すぐ味わいたいのです。

煎りあがったばかりの豆を挽き、90℃のお湯で抽出。ん?、ちょっと薄いかも。

ま、しばらくは、試行錯誤の日々でしょう。でも自分で焙煎したコーヒーは、しみじみと美味しいものです。