勝手に増量される

「え〜と、あの、大盛り頼んでないんですけど」「サービスです」

頼んでもいないのに、何の断りもなく増量され、支払いはどうなるのかと、内心あせることがありますよね。

あとでサービスと聞いてホッとするとともに、変な心配をしたことが恥ずかしくなります。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1065.html" target="_blank" title="先月">先月</a>、Dropboxの保存可能容量が、何の前触れも無く10倍に増えていたときには、かなりとまどいました。

Dropboxのバグか、私がうっかり設定を誤ったか、最悪ハッキングの可能性もあります。

と思っていたら実は、Dropboxの仕様変更。しかも価格据え置きだと判明し、安心したのでした。

さてこんどは、Evernoteです。毎月1GBのアップロード上限が、いつのまにか4GBに増えていました。

Dropboxの件を思い出し、早速ネット検索してみると、やはり仕様変更のようです。

料金据え置きで、サービスだけが向上したのだから、結果的には悪い気はしません。

しかしクラウドストレージって、どうしてユーザーに断りもなく、いきなり保存容量を増やすんでしょうね。

もちろん利用規約上、どのような仕様変更にも、利用者はあらかじめ同意したことになっているのでしょう。

でも今回が保存容量の「増量」だから、まあ笑って済ませられますが、「減量」だったらどうなるのか。

ひとつのサービスに依存しすぎると、いつか痛い目に遭いそうです。

学年単位の区分

西田敏行のTV CMにもあるように、今月から、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-846.html" target="_blank" title="成人用肺炎球菌ワクチン">成人用肺炎球菌ワクチン</a>の定期接種が始まっています。

定期接種というのは、法令で定められた予防接種であり、一定の対象者の全員接種が目標です。

しかし実際には、接種希望者はそれほど多くなく、インフルエンザの予防接種とは雲泥の差です。

肺炎球菌ワクチンの定期接種対象年齢は、以前にも書いたように、65歳以上の5の倍数の年齢の方です。

今年度にその年齢になる方が対象であり、つまり「学年単位」で規定されています。

来年度になれば、来年度に対象年齢になる学年の方々が、あらたに接種の対象となるわけです。

5の倍数の年齢の方が接種できるいまの制度は、あくまで5年間の経過措置です。5年後に終了します。

5年後以降は、その年度に65歳になる方だけが接種対象であり、70歳以上は対象外となる予定です。

前にも書いたとおり、誰にとっても、このワクチンの定期接種対象となるのは1度きりなのです。

しかもいま接種対象の方は、接種のチャンスは残り5カ月余り。損な学年です。

そもそも、接種対象を学年単位にした意味がわからない。どうして単純に年齢で規定しなかったでしょう。

小中学生を対象とするワクチンなら、接種対象を学年単位で規定する意味はわかります。

しかしご高齢の方が対象のワクチンですよ。学年もへったくれもないでしょう。考えてもみてください。

(1)その年度に、5の倍数の年齢になる人

(2)接種する日に、5の倍数の年齢の人

どちらが分かり易い規定か、一目瞭然です。接種の際の確認作業を行う、医療機関の身になってほしいです。

暗号化と政府機関

iPhone 6/6 Plusが搭載した、新しいメール暗号化機能に対して、FBI長官が懸念を表明したとのこと。

暗号の解読に手間取るから、というのがその理由。つまり捜査に支障をきたすというわけです。

米国への出入国者のスーツケースのロックは、米運輸保安局(TSA)が認可したものでなければなりません。

捜査機関が、必要に応じて自由に解錠するためです。

スマホのメールでも同じことで、捜査機関が自由に検閲できるようにしなさいと、そういうことなのです。

テロ対策の名目で、プライバシーが侵害されかねないことに、IT企業は警戒しています。

iPhone 6のメール暗号化のミソは、Apple自身すら解読できないような仕組みになっていることです。

万一、政府機関に解読を命令されても、その捜査に不本意な協力をしなくてすむようにしたわけです。

で、そのような仕組みにしてもらっては困ると、FBIがかみついた次第。

私が思うにこれは、うわべだけの出来レースでしょうね。

「Appleがそんなことをしたのでは、もうFBIは完全にお手上げだ」と、降参したフリをしたまで。

テロリストを油断させるためです。とはいえ、誰もFBI長官の発言なんて鵜呑みにはしてないでしょうけど。

根拠はないけど、ホントは解読する技術ぐらい持っているはず、と思えてしまいます。それが米国の怖さ。

先日の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1086.html" target="_blank" title="令状のカナリア">令状のカナリア</a>」だってそうです。政府に抵抗したところで、結局ラチはあかないのです。

サントリー

サントリーの創業者、鳥井信治郎氏は、きっとこのように豪放磊落な人物だったのでしょう。

NHK朝の連ドラ「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1091.html" target="_blank" title="マッサン">マッサン</a>」に登場する鴨居欣二郎は、この信治郎氏がモデルです。

一方で主人公のマッサンは、好人物として描かれています。ニッカの創業者、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1081.html" target="_blank" title="竹鶴政孝氏">竹鶴政孝氏</a>がモデルです。

このドラマがニッカ創業者の成功物語だとすれば、サントリーは対照的な描かれ方になるでしょう。

今後ニッカとサントリーをどのように描き分けるのか、楽しみです。

サントリーの二代目社長は、佐治敬三氏。訳あって姓は違いますが、信治郎氏の次男です。

敬三氏は文化人としても知られていますが、最大とも言える汚点は「東北熊襲発言」という舌禍でしょう。

「東北は熊襲の産地。文化的程度も極めて低い」という発言によって、東北を完全に敵に回しました。

しかも九州を誹謗する「熊襲」を誤用するという、二重の過ち。この大ざっぱさも信治郎氏の血でしょうか。

四代目社長は敬三氏の長男、信忠氏。その風貌を見ただけで、信治郎氏の血筋と思わせます。大富豪です。

そしてこの10月、ついに創業家以外から五代目社長になったのが、ローソンの新浪剛史氏。

ま、それはどうでもいいのですが、考えてみるとサントリーのウイスキーを、私は今ほとんど飲みません。

かつて、まがい物のようなウイスキーを作っていた歴史を思うと、どうしても好きになれないのです。

私が飲むウイスキーは、スコッチの中でも「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-583.html" target="_blank" title="アイラモルト">アイラモルト</a>」と言われる、独特の香りが楽しめるものです。

いちばんの好みは「ラフロイグ」であり、「ボウモア」も良いですね。

ボウモア蒸溜所は、アイラ島最古の由緒ある蒸溜所ですが、いまはサントリーの傘下です。

サントリーには今後とも、その製造行程には介入せず、資本注入と流通販売だけを、ご担当願います。

薄型・高解像度化

Appleの新製品発表会が、9月の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1072.html" target="_blank" title="iPhone 6発表">iPhone 6発表</a>のときと同じように、日本時間で今朝2時から行われました。

ちょっと面白かったのは、事前の情報リークです。そのおかげで、新鮮味の少ない発表会でした。

そんなのいつものコトじゃないの、と思ってはいけません。なにしろリークしたのがApple自身だからです。

うっかりサイトに発表前の新製品の写真を掲載してしまったのですが、まあ予告みたいなものでしょう。

あまり興味の無い方もいらっしゃるでしょうけど、いちおう今日の内容を、発表順におさらいしておきます。

(1)iPhone 6はよく売れてます、今日から中国でも発売します(中国でも売れるといいですね)

(2)Apple Payは月曜日から使用開始です、もちろん米国内で(日本ではどうなるんでしょう)

(3)Apple Wachtについての説明(とくに新鮮味はありません、どうせ発売は来年だし)

(4)iOS 8.1は月曜日にリリース(前回のことがあるので、2日ぐらい様子をみてからインストールします)

(5)OS X <a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-973.html" target="_blank" title="Yosemite">Yosemite</a>は本日からリリース(他のソフトの関係から、インストールはまだしません)

(6)iPad Air 2とiPad mini 3、いずれも指紋認証付き(iPad Air 2の厚さ6.1mmは薄すぎでしょう)

(7)iMac、なんと5Kディスプレイ(iMacにそこまでする?)

(8)Mac mini、スペックアップしたのに値下げ($499のお値打ち価格)

え〜っと、以上です。おしまい。なんて言いますか、それぞれの製品が、それなりに進化したようです。

意外だったのは、異常なまでに薄くなったiPad Airと、異常なまでに高解像度化したiMacでしょうか。

飛躍のない、スペックアップだけの発表会だったのが残念ですが、各製品はますます洗練されています。

メールと偽サイト

先日のことです。某銀行のインターネットバンキングサイトの挙動に、なにか違和感を感じました。

ピーンときましたね。これこそが噂に聞く「偽サイト」ではないのか。

偽サイトの偽ログイン画面から、利用者の認証情報を入手するフィッシングが、最近増えています。

念のため銀行に電話してみたら「正規のサイトからログインしたのであれば問題ありません」とのこと。

はぁ?「いま見ているサイトが正規かどうかを、いったいどうやって確かめたらいいのですか」と私。

すると銀行側の回答は意外でした。

「Googleで当行を検索していただき、検索結果から当行のサイトに来て頂くと間違いはございません」

なるほど、Google先生はウソをつかないと、そういうことですか。ま、おおむね正しいでしょうけど。

となると、銀行を検索するときのGoogleのサイトが真正どうか、最初の関門はそこになりますかね。

銀行から届いたように見えるメール内のリンクをクリックすることには、たしかにリスクがあります。

そのメールが、銀行から届いた本物かどうか、どこにもその保証がないからです。

もしも偽メールだと、その中にあるURLは間違いなく、100%、偽サイトへのリンクです。

そう考えると、メール内のリンクは怖くて、うかつにクリックできませんね。

そこで私は、銀行や通販などの重要サイトでは必ず、ブラウザのブックマークから入ることにしました。

となると、ブックマークが本当に正しいのかというと、そこはGoogle先生にお尋ねして確認しています。

連鎖式ウインカー

国交省が、自動車のウインカー(方向指示器)などについて、規則を一部改正するようです。

これによって、複数のランプが流れるように点灯する「連鎖式(シーケンシャル)点灯」が実現します。

合法かどうかは別にして、ときどき「デコトラ」で見かける、ど派手なアレですね。

今後は各メーカーこぞって、LEDの光のラインを構築することでしょう。夜の街中が賑やかになりそうです。

ライン状ではなく、ジグザグとか、矢印とか、渦巻きビヨヨヨーンとか、そんなのはOKなのでしょうか。

昔のバスの方向指示器みたいに、矢羽がパタンと飛び出してくる様子を、LEDで表現するのもレトロです。

ていうか、40代までの世代の人は、そんな方向指示器を知らないでしょうから、レトロというより斬新かも。

子どもの頃、派手な照明やウインカーなどの電飾を装備した自転車、いわば「デコチャリ」が大人気でした。

友達のN君の自転車は、ラジオとか自動車のシフトレバーみたいなのまで付いていて、うらやましかった。

最近、日が暮れるのが早くなり、帰路は夜道。自転車で怖いのは、後ろから自動車が迫って来たときです。

ちゃんとこちらを認識して、十分な間隔をとって追い越して欲しいものです。

安全のためには、自転車を電飾すれば間違いなく有効でしょう。

というわけで、Panasonicの自転車用テールランプをAmazonで発注しました。デコチャリへの第一歩です。

火山噴火と原発

よりにもよって台風19号は、御嶽山付近を通過しました。今後の捜索活動への影響が心配です。

火山噴火の予知が不可能であることを再認識させられたいま、原発の噴火対策はどうすべきなのでしょうね。

桜島が大噴火しても川内原発は安全だと、安倍首相は太鼓判を押していますが、根拠があるとは思えません。

福島原発の事故を見てわれわれは、稼働中の原子炉が停電には致命的に弱いということを思い知りました。

それと同時に、原子炉の格納容器の外にある核燃料プールが、原発構造上の弱点であることも知りました。

原発が直接火山噴火に飲み込まれるような被害に遭えば、それが稼働中かどうかはもはや、関係ありません。

もしかすると安倍首相は、そこまで大規模な噴火は考えない(あきらめる)つもりなのかもしれません。

つまり、火山噴火をいくら恐れても、原発を再稼働させない理由にはならないと、そういうことでしょうか。

やがて御嶽山のことも忘れます。原発が噴火に遭う確率は低いので、火山対策もウヤムヤになるでしょう。

首都直下型地震が30年以内に70%の確率で発生するといわれても、さして動じない日本人ですから。

カミソリに戻る

ここ数年使い続けてきたPanasonicのシェーバー。今のが2代目ですが、どうも調子が悪いのです。

洗浄乾燥機能があるので、安心していたのに、なんか、上手く洗浄できてない気がする。

どうやらこのPanasonicの洗浄器は、あちこちが目詰まりしてだんだんと洗浄機能が低下するようです。

1代目が機能不全に陥った後に購入した2代目ですが、やはり同様の不具合が起きてしまいました。

開業する前、顔中にヒゲを生やしていた頃は、毎朝カミソリでヒゲを剃るのが日課でした。

その後、口ヒゲだけになった状態では、電動の方が手軽なので、面倒なカミソリは止めたのでした。

しかしこのたび、不具合を繰り返す電動シェーバーとはついに、決別することにしました。

たまたま貝印の2枚刃があったので、久しぶりに剃ってみたところ、見事にカミソリ負けしてしまいました。

電動ばっかり使ってきたので、肌がヤワになっているのか、それとも貝印が悪いのか。

そういえば、以前SchickとかFeatherを使っていた頃は、こんなコトはなかったような気がする。

そこでさっそく、新生堂にカミソリを買いに行きました。もちろん貝印ではありません。

さらにSchickでもFeatherでもなく、私のヒゲ剃り人生初の、Gilletteを選びました。

なぜGilletteなのか。それはiPhone 6の「ヒゲ問題」がきっかけです。最近Twitterで話題らしいのです。

iPhone 6のガラスの継ぎ目に、通話中にヒゲが挟まったとか抜けたとかいう、冗談まじりの騒動です。

これに対してGilletteは「ヒゲ剃りは(スマホではなく)専門家におまかせを」とツイートをしたそうです。

SchickにもFeatherにも先んじて、気の利いたユーモアをかましたのはGilletteでした。というわけです。

機能性野菜

最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2014」では、野菜の展示が注目を浴びたそうです。

富士通と東芝がそれぞれ展示していたのは、クリーンルームで生産する完全無菌・無農薬野菜でした。

半導体製造工場の遊休施設の活用策だそうですが、作ったレタスはすでに、販売されているようです。

洗わずに食べられるとか、日持ちするとか、そういった利点がまず思い浮かびます。

育成環境や肥料を完全に制御できるので、野菜の栄養価を変えることができるのも、重要な特徴だそうです。

こういうのを「機能性野菜」といいますが、これまでは特定の栄養価を人為的に高めた野菜が主でした。

ところが富士通は、カリウム制限が必要な腎臓病の患者さん向けに「低カリウムレタス」を作りました。

このような、医療への応用に特化した野菜は今後、応用範囲が広がるかもしれません。

そこで思いついたのですが、「低ビタミンK野菜」を作ってみてはどうでしょう。

抗凝固薬ワーファリンを内服している人は、ビタミンKを含む緑黄色野菜を多量に食べることができません。

ビタミンKを摂取すると、ワーファリンの作用が減弱あるいは消失してしまうからです。

そこで「低ビタミンK野菜」の出番です。患者さんたちには、きっと喜ばれると思います。

ちなみに私個人としては、完全無菌・無農薬ブロッコリーの生産を期待しています。

毎晩食べているブロッコリーのスムージーの、残留農薬とか寄生虫の卵とかが、どうしても気になるもので。