よりにもよって台風19号は、御嶽山付近を通過しました。今後の捜索活動への影響が心配です。
火山噴火の予知が不可能であることを再認識させられたいま、原発の噴火対策はどうすべきなのでしょうね。
桜島が大噴火しても川内原発は安全だと、安倍首相は太鼓判を押していますが、根拠があるとは思えません。
福島原発の事故を見てわれわれは、稼働中の原子炉が停電には致命的に弱いということを思い知りました。
それと同時に、原子炉の格納容器の外にある核燃料プールが、原発構造上の弱点であることも知りました。
原発が直接火山噴火に飲み込まれるような被害に遭えば、それが稼働中かどうかはもはや、関係ありません。
もしかすると安倍首相は、そこまで大規模な噴火は考えない(あきらめる)つもりなのかもしれません。
つまり、火山噴火をいくら恐れても、原発を再稼働させない理由にはならないと、そういうことでしょうか。
やがて御嶽山のことも忘れます。原発が噴火に遭う確率は低いので、火山対策もウヤムヤになるでしょう。
首都直下型地震が30年以内に70%の確率で発生するといわれても、さして動じない日本人ですから。