本日、つるはらクリニックは、開院7周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。
こういった業種ですから、まさか開院7周年謝恩セールなんて行うことはできません。
しかし実は何年か前に、保険診療ではなく自費診療の部分で、お得意様割引を行ったことがあります。
日頃よく来院される方に暑中見舞いを出しておき、それをインフルエンザ予防接種の割引券としたのです。
そのハガキをお持ちの方は、家族全員、インフルエンザワクチンの接種料金を500円引きとしました。
ところがこれが、大失敗。窓口でトラブル続出です。
「ウチにハガキが来ていないのはどうしてか」「病気にならず受診しなかったのが悪いのか」と。
ごもっとも。日頃受診しているかどうかという基準で料金差を作るのは、いかにも公平を欠きました。
実際の診療では、おなじみの患者さんと初めて来院された方に、待遇の差を付けることはありません。
例外があるとすれば、とくに具合の悪い方を、予約の早い方よりも優先して診察することです。
しかし、病状が軽いがために延々と待たされる方も、やはり気の毒です。
医療行為は、その医学的観点とサービス的側面をいかに両立させるか。いまだに試行錯誤が続きます。