「宇宙はどのように始まったのか」 これはいつまでたっても、史上最大級の疑問でしょうね。
「ビッグバン」によって宇宙ができて、しかも膨張し続けている、という理屈で、以前は納得してました。
「インフレーション理論」がその後登場し、ビッグバンのその前の、宇宙の始まりの瞬間が説明されました。
それによると、「特異点」とよばれる1点から、宇宙が始まったことになっています。
点なので体積は無限に小さく、その中に宇宙の元がギュウギュウに詰まっているので、密度は無限大です。
この点が急激に膨張(インフレーション)し、ビッグバンを経て、今の宇宙が出来上がったというわけです。
では、その最初の特異点の周囲には何があったのでしょう? 無、ですか?
これは「宇宙の外側には何があるのか?」にも匹敵する、一般人が考えてはならない疑問でした。
ところがついに、この疑問に答える、驚きの新説が登場しました。それが「4次元宇宙」だそうです。
その4次元宇宙の中で、われわれの3次元宇宙が始まったらしいのですが、その詳細は私には理解不能です。
簡単に言えば、こういうことでしょう。とある宇宙の片隅で、150億年前に、われわれの宇宙が誕生したと。
つまり、われわれの宇宙誕生など、4次元宇宙の中で起きた小さな出来事にすぎないと、そういうわけです。
なんていいますか、ホントのホントの宇宙の始まりの解明が、先延ばしされたような印象がぬぐえません。
では4次元宇宙はどのようにして始まったのか。その疑問は、しばらくタブーなんでしょうかね。