車の排気量の割に大きな出力を得るための過給器「ターボチャージャー」が、また注目されつつあります。
ハイブリッド車全盛の日本が、あらためてターボを見直し始めたと、先日の日経がトップで報じていました。
ターボのことを私が初めて知ったのは、学生時代。映画「マッドマックス」が流行った頃です。
映画に登場した過給器は「スーパーチャージャー」ですが、その影響で車のメカについて興味が湧きました。
「ターボチャージャー」も「スーパーチャージャー」も、空気をエンジンに無理矢理押し込む仕組みです。
エンジンが自然に吸い込む量よりも、ずっと多くの酸素が供給されるので、その分出力がアップします。
日本車に初めてターボが搭載されたのが、ちょうどその、マッドマックスと同じ頃です。
友人の能城君が買った、新発売の「ブルーバードSSSターボ」に、乗せてもらった思い出があります。
初体験の加速感でした。ワンテンポ遅れて効いてくる「ターボラグ」が、むしろパワーを感じさせました。
ただし当時は、詰め込んだ空気でしっかり燃焼させるために、燃料を多めにして燃費の悪い設計でした。
しかし今の技術なら、燃料の噴射量とタイミングを高度に制御できるので、ターボは低燃費の切り札です。
ガソリン車がさらに洗練されていっそう低燃費になれば、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-35.html" target="_blank" title="ハイブリッド車">ハイブリッド車</a>の存在を揺るがしかねません。
次世代自動車の本命は燃料電池車だと思いますが、それまでのつなぎは、高性能ガソリン車で十分でしょう。
ハイブリッド車はどう考えても、構造が複雑でムダが多くて、やがて廃れそうな気がします。