ダジャレ院長

私のことではありませんので、あらかじめおことわりしておきます。

今年4月に着任したばかりの福井県立病院の院長が、Facebookに投稿した内容で、少々もめています。

「エボラ出血熱」に関連した記載のなかで、「エバラ焼き肉のタレ」というダジャレを繰り出したからです。

批判を浴びそうなでありながら、大多数のネット住人は、院長を必ずしも非難していないようです。

もしも「エボラ焼肉のたれ」などと書いたのなら、これは不謹慎だと叩かれても仕方ありません。

しかし「ちなみにエバラは焼き肉のタレです」と、追加ギャグをかました形。これはまあ、セーフでしょう。

さらに「ズボラは私ですね」と自虐的なコメントもしたようで、全体のトーンに悪気がない。

この院長は正直者なのか、頭の中に一瞬思い浮かんだギャグを、つい口にしてしまうタチなのでしょう。

エボラからエバラを連想してしまうと、どうしても胸のうちにしまっておくことができなかったのです。

ただしこのギャグが許容されるのも、国内でエボラ出血熱が発生していない限りにおいて、でしょう。

件のダジャレはすでに削除されていますが、ネット上の記載は必ず誰かが保存していると考えるべきです。

保存されるだけでなく、無限に複製され、世界中に拡散し、永久に消滅することがありません。

万一、エボラ出血熱が国内で発生でもしたら、誰かが今回のダジャレ投稿を蒸し返してくることでしょう。

たとえ悪気がなくても、失言には気をつけなければなりませんね。