モバゲーのDeNAが、8月12日(火)から遺伝子検査サービスを始めるようです。
DeNAがDNA検査かい、とツッコミたくもなりますが、かなり大まじめで用意周到な事業展開のようです。
「DeNAライフサイエンス」社のサイトを見ると、その検査内容の詳細がよくわかります。
検査メニューは「オールインワン」「ヘルスケア」「カラダ」の3つ。価格はおよそ3万、2万、1万円ナリ。
オールインワンで調べる項目は、ガンや生活習慣病や体質など、多岐にわたって282項目。
健康に関わる情報ではあるけれど、それを知ってどうするのか。重要なのはむしろ、その後でしょう。
ある種のガンや生活習慣病のリスクが高いとわかれば、検診や生活習慣改善のきっかけになります。
リスクの高い領域を重点的に警戒するという、新しい予防医療のあり方につながるかもしれません。
遺伝子情報を元にしたヘルスケア産業の前途が、無限に広がりそうな気もします。
それにしてもDeNAという会社、ゲーム会社かIT関連企業かと思ったら、突飛な事業展開をするものです。
楽天の三木谷社長の妨害に遭いながらも敢行した、ベイスターズの買収もそうでした。
そもそも、どういう経緯で「ディー・エヌ・エー」という社名にしたのでしょうね。
もしかして、最初から遺伝子事業を目論んでいたのか。あの創業者の南場智子氏なら、あり得なくもない。
遺伝子検査サービスは現在、Amazonで先行予約受付中。いかにもお手軽な印象を与える販売スタイルです。
もしかして今後も、窓口はAmazon限定でいくのかも。少なくとも、楽天では販売しないでしょうね。