ベネッセの顧客情報が流出したと報じられました。
「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」などの利用者の名前や住所、電話番号などが漏洩したようです。
「ベネッセにのみ登録していた個人情報で、他社からセールスが来る」とのクレーム急増が発端でした。
この「他社」というのがジャストシステムであったとの続報には、少々驚きました。
ジャストシステムといえばワープロ「一太郎」。Macを買う前のPC-9800時代には、よく使っていました。
その流れもあって、Macの漢字変換ソフトは、いまでもジャストシステムのATOKを愛用してます。
通信教育をしているとは知りませんでしたが、いかがわしい名簿業者から子どもの情報を買うとは残念です。
「出所不明でもかまわない」といって購入したと報じられており、不正を了解していたということです。
ベネッセはデータベース管理を別会社に委託し、その会社はさらに複数の管理会社に再委託していました。
ありがちな構図です。情報に接触しうる会社と人間が増えれば増えるほど、漏洩の危険も高まります。
社員の関与はないと原田泳幸社長は強調しますが、情報管理に問題があったのだから、会社の問題です。
今回の一件で、ベネッセは信頼を失い、ジャストシステムは評判を下げましたね。