日頃私は、エアコンの効いた室内で仕事しているので、炎天下で活動する機会はほとんどありません。
すると休診日に屋外に出た時に、慣れない猛暑に晒されることになります。昨日がまさにそうでした。
庭の草取りをしたのです。狭い庭ですが、草だけはボウボウに茂ってきます。
丈が短く生え揃っているなら、芝生っぽくていいのですが、どんどん伸びてくるのが雑草の悪いところ。
引き抜いていてはラチがあかないので、草は全部刈り取っていきました。
作業の後半はもう、汗ダクダクでヘトヘトで意識もうろう。足腰に力が入らない。吐き気もしてきました。
やばい。熱中症になりそう。身の危険を感じ、屋内に入って扇風機に当たる。そして、水分と塩分補給!
通常このような時は、わあわあ言いながら家人に飲み物を用意してもらうのですが、いない。買い物か。
勝手の違うキッチンで、塩を探す。引き出しを開けるとジップロックに入った白い粉末を発見。塩か砂糖か。
砂糖でもよかろう、カロリー補給になるし。思い切って小さじ一杯ほおばる。う〜ん、甘い!
その隣に茶色い粉末を発見。あった! 小さじ一杯ほおばる。また甘い! 黒砂糖か。
やっと「モンゴル塩」の容器を発見。助かった! しかし振っても振っても出ない。ガリガリ回すタイプか。
その隣に「アジシオ」を発見。手のひらに振ってはなめ、振ってはなめ、やっと塩分補給ができたのでした。
一般に、暑い環境で濃い汗を大量にかくと、体内の塩分を喪失するので脱水の危険が高まります。
ところが日頃から暑さに慣れていると、汗の塩分濃度が薄くなり、熱中症になりにくい体になります。
これを「暑熱順化」といいます。私は徹底的に、暑さに慣れていない、ひ弱な体だったようです。