温水洗浄便座

TOTOが、温水洗浄便座「ウォシュレット」の世界的販売拡大を進めていると、報じられていました。

で、この「温水洗浄便座」という呼称が、どうしても私にはしっくり来ません。

(1)温水で洗浄する対象物が「便座」を指すようにも解釈できませんか。

洗浄する対象は「おしり」のはず。温水洗浄便座って言うと、誤解を招きませんか。招かないですか。

もしも、使用するたびに便座を温水で洗浄するような製品があれば、それが本当の「温水洗浄便座」では?

(2)おしりを洗浄するというその機器は、そもそも便座というよりも便器というべきではないですか。

後付けの便座もありますが、それも含めて全体を「温水洗浄機能付き便器」と呼ぶべきでしょう。

便座っていうと、U字またはO字状の、座る部分だけを指すような気がするので。

TOTOは、市場に合わせた製品開発の一環として、たとえば気候温暖地域では便座温め機能を外すとのこと。

なかなか細かいですね、日本企業がやることは。

一方で、国内向け製品の場合は、季節に合わせて便座の温度設定を変えるようにと、取説に書いてあります。

でもできるなら、もう少し細かく、気温(室温)に合わせて便座温度を自動調整してほしいものです。

夏であっても寒い日には、温かい便座に座りたいものです。ただし誰かの使用後の温かさはイヤです。