予想と診断と占い

「梅雨入りは早く、梅雨明けは遅くなる」

このような予想を、先月ごろ聞いたような気がします。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-959.html" target="_blank" title="エルニーニョ現象">エルニーニョ現象</a>のためです。

いま東日本では大雨のようですが、少なくとも熊本では、梅雨入りしてからはあまり雨が降ってません。

梅雨入り宣言は早かったとしても、実質的に梅雨っぽくないのです。予想は当たったのか外れたのか。

予想なんてのは、好意的に評価すれば「当たった」と、懐疑的に解釈すれば「外れた」と感じるものです。

先日ある患者さんが、こう尋ねました。

患「お医者さんは、自分の体のことは何でもわかるんでしょう?」

私「いえいえ、自分のことは意外とわからないものなんですよ」

患「なるほど、占いみたいなもんですね」

私は「医者の不養生」の意味で答えたのですが、医学的診断を占いと同等に見られてしまいました。

まあしかし、自分で言うのもアレですが、医者の判断がいつも正しいとは限りません。

他の病院の先生や、患者さんに教えられることも多いです、いまだに。

先日見たNHKの「総合診療医ドクターG」でも、途中で私が予想した診断はハズレでした。悔しいですが。