「罪を憎んで人を憎まず」という言葉があります。さらに言うなら「仮に人を憎んでも作品を憎まず」です。
「CHAGE and ASKA」の昔のヒット曲を、現在の罪によって販売停止とするのは、どうなんでしょう。
ASKAが覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されると、ASKAが関わっている楽曲の販売が止められました。
CD販売会社は出荷を停止し、CDショップは回収(または完売)、一部の配信会社は配信を停止しました。
私はこの報道を聞いて、すぐに「iTunes」を見たところ、まだ配信を行っていました。
万一に備えて、とりあえず「SAY YES」をダウンロード購入。それが正解でした。
その直後に、ASKAの曲の配信が、ついにiTunesでも止められてしまいました。
配信停止までの2,3日の駆け込み需要によって、iTunesのJ-POP部門で「SAY YES」は1位だったそうです。
その中にはもちろん、私の購入分も含まれています。
こういうことになるなら、アルバムごと購入しておけばよかった。
ちなみに「先輩」ミュージシャン槇原敬之の場合、逮捕の約1年後には音楽活動を再開しています。
その3年後には「世界に一つだけの花」が大ヒット。きちんと罪を償えばこうなれる、という見本です。