虫と植物で創薬

この季節、雑草の伸びが激しいので、久しぶりに庭の草取りをしました。

1本1本抜いたのではラチがあきません。生垣用の電動ヘッジトリマーを使って、刈り取りです。

こういった作業中には、さまざまな虫たちに出遭います。

芝生の上で無数に跳ねる、名も知らぬ小さな虫が、バンバン目に跳び込んで来ます。

湿った区画には、思った通りナメクジが潜んでいます。いつ見ても、地味で陰気な生き物です。

イモムシは、ナメクジに比べれば圧倒的にカラフルでです。

触るのも平気ですが(しかしできれば軍手で)、庭木に害がありそうなので、見つけたら駆除します。

おおむね害虫のイモムシですが、遺伝子組み換えによる製薬原料として、人類の役に立っています。

子宮頸がん予防ワクチン「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-570.html" target="_blank" title="サーバリックス">サーバリックス</a>」は、イラクサギンウワバという「青虫」っぽいのを使います。

多量の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-935.html" target="_blank" title="生糸">生糸</a>を作るカイコの能力を利用して、インフルエンザワクチンを作ろうという動きもあります。

鳥インフルエンザのパンデミックが起きた場合、急いで多量のワクチンを作るには、最適な方法だそうです。

同様の組み換えワクチンを、植物を利用して作る方法も開発されつつあるようで、今後発展しそうです。

田辺三菱製薬が昨年買収したカナダ企業は、遺伝子組み換えタバコによるワクチンの生産を研究しています。

なぜタバコがいいのかよくわかりませんが、きっと発育が早くて生産しやすいのでしょう。

このカナダ企業は、田辺三菱とPhilip Morrisが共同で買収したようです。できればJTに頑張ってほしかった。