不整脈も狭心症も、発症時の心電図異常を「現行犯」で捉えなければ、診断を確定することができません。
そこで、24時間連続して心電図を記録し、その決定的瞬間を記録するのが「長時間心電図検査」です。
あるいは逆に、動悸や胸痛が心臓とは無関係であることを確定するために、この検査を行う場合もあります。
検査法を考案したHolter(ホルター)博士の名にちなんで、「ホルター心電図検査」ともいいます。
小さな記録装置に、胸部に貼った数個の電極を接続して、一日中首からぶら下げます。
「ホルダー心電図検査」というのは間違いですが、まあ当たらずしも遠からずです。
ところで、最近Appleが「心拍認証」技術を特許申請したそうです。
心電図の波形によって個体を識別する仕組みなので「心電図認証」とも言えそうですが、疑問が2つ。
(1)手に持ったiPhoneや手首に装着したiWatchのようなデバイスで、良質な心電図を取得できるのか
(2)心拍数などが変動しても、安定した認証ができるのか
そこで思いついたのですが、心拍認証ができるぐらいなら、長時間心電図検査もできるだろう、と。
となると、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-929.html" target="_blank" title="ウエラブルデバイス">ウエラブルデバイス</a>を使えば、24時間どころか、無限に連続して心電図検査することが可能です。
その心電図を逐一、クラウドに保存することもできるでしょう。
万一、不整脈や狭心症の波形を捉えたら、即座に特定の連絡先に通知するという設定もできるでしょう。
ウエラブルデバイスには、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-866.html" target="_blank" title="健康管理">健康管理</a>デバイス」の側面が、ますます強まっていきそうです。