「アップルが買収交渉、ルネサス」という新聞見出しを見て、1日遅れのエイプリルフールかと思いました。
よく読むと、買収対象は「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-868.html" target="_blank" title="ルネサスエレクトロニクス">ルネサスエレクトロニクス</a>」ではなく、ルネサスの子会社でした。
「ルネサスエスピードライバ」というその会社は、スマホ用液晶向け半導体では、世界最大手だそうです。
このような分野で世界トップシェアというのだから、かなりの技術力だと想像します。
すでに現在のiPhoneの液晶半導体は、すべてこの会社が製造しているとのこと。
それなら、会社ごと買い取っちゃえ、てなことなんでしょうか。
ライバルのサムスンが、液晶半導体を自社生産していることも、今回のAppleの動きの要因でしょう。
Appleは、基幹部品の中でもとくに重要なものは自前で作ろう、という戦略に転換しようとしています。
そこで、特定の技術で圧倒的に先進的な会社を、ピンポイントで買収して飲み込んでしまえと。
逆に言うなら、広い分野にわたり多彩な製品を作っている会社には、興味は無いわけです。
私は以前、経営不振の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-186.html" target="_blank" title="シャープをAppleが買収">シャープをAppleが買収</a>したらいいのにと、思っていたことがあります。
しかしそれは間違いでした。なにしろ、シャープが作っているアイテムは幅広すぎます。
わが家にあるものだけでも、アクオスとヘルシオと空気清浄機と太陽光発電システムと、バラバラです。
Appleの買収対象になるとは、とても思えません。なにしろAppleの基本姿勢は「選択と集中」です。
ルネサスの子会社なら、地元熊本の「ルネサスセミコンダクタ九州・山口」を買収しれくれませんかね。
Appleが次に力を入れようとしている自動車分野と、バドミントンにも強い会社です。