大阪市長選挙

大阪市長選は、橋下徹氏が再選されました。しかし投票率は、過去最低の23.59%でした。

「大阪都構想」の実現を目指す橋下氏が、民意を問うため突然辞職し、出直し選挙に踏み切ったのが1月。

これに対抗する自・民・公・共は、候補者を立てないことで、選挙戦を盛り上げさせない戦略でした。

たしかに投票率は、反対勢力が目論んだ通りの、盛り上がらない選挙戦を裏付けるものでした。

しかし本来反対勢力は、対抗馬を擁立し、選挙で橋下氏を破ることこそが、正しい戦い方であるはずです。

それが出来なかったのに、偉そうなことを言うことはできません。

今回、橋下氏以外に候補者が立たなかったら、無投票当選となっていたところです。

それを阻止したのは、橋下氏以外の3名の立候補者であり、自・民・公・共はただ、見ていただけなのです。

この候補者がいたからこそ、選挙が行われ、低い投票率を引き出すことができたわけです。

その意味では、低調な選挙戦を成立させたマック赤坂氏ら3名は、功労者とも言えるでしょう。

マック赤坂氏には、18,618票が集まりました。橋下氏の約20分の1の得票であり、けっこうな数です。

先月の東京都知事選でも彼は、15,070票を得ています。何が目的か知りませんが、なかなかやるものです。

絶対負けるとわかっている対抗馬しか出ていない今回の選挙など、有権者からすれば無駄な選挙でした。

しかしその責任は橋下氏にあるのではなく、立候補者を準備できなかった反対勢力の方だと私は思います。