STAP細胞疑惑

つい1カ月前に、あれだけ大騒ぎした<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-851.html" target="_blank" title="STAP細胞">STAP細胞</a>が、別の意味で大変なことになってきました。

報道された内容しか知ることのできない私には、STAP細胞の真贋を論じることはできません。

疑惑の中心人物、小保方晴子さんとの面識もないので、その人物像についても、何もコメントできません。

ただ、別の論文と同じ写真を使っていたという「ミス」は、申し開きの出来ない「大失態」でしょう。

さらに、別の研究者の論文の文章を「パクった(剽窃)」部分や、作為的な改変も見つかっています。

このような箇所がいくつも出てくると、もはやミスや不注意とは言い切れず、問題はとても深刻です。

どうして、論文投稿前に、共著者が徹底的にチェックしなかった(できなかった)のでしょうかね。

いずれにしても、あの画期的な論文の信頼性は大きく失墜してしまったわけです。

メディアというものは、いちど持ち上げた人物を疑い始めると、手のひらを返したように批判的になります。

科学的検証を推し進めるよりも先に、どうかすると人物・人格攻撃に転じたりします。

渦中の人、小保方さんは、メディアに登場しないので少し心配ですが、再現実験に取り組んでいるそうです。

論文撤回を提案した若山照彦教授も「STAP細胞を再現できる完璧な論文を作成したい」と言っています。

2人とも、STAP細胞そのものは疑ってはいないようです。ならばぜひ、雪辱を果たしてほしいものです。