朝の電話番

当院の診療予約は、毎朝8時から、インターネットと電話で受け付けています。

インターネットの方は、受付順に自動的に番号を振るシステムなので、ほとんど手間はかかりません。

問題は電話です。朝からけっこうバタバタします。電話回線は2つ。電話番は私と早番のスタッフの2名。

電話を受けながら、電子カルテで確認しつつメモをとるため、受話器は頭と肩の間に挟むことになります。

これはかなり、首が疲れる姿勢です。それでなくても、五十肩と肩こりに悩まされているのに。

ある日、テレビのCMを見てハッとしました。アレだ、と。さっそく近所の家電量販店に行って尋ねました。

「再春館製薬所のオペレーターみたいなマイク付きヘッドホンありますか」

少々幼稚な尋ね方でしたが、店員には一発で伝わりました。そして即答「置いてないです」。

電話だけでもバタバタするのに、朝8時頃、予約のために直接来院される患者さんもいらっしゃいます。

とても病状の重い方ならともかく、ただ順番を取るためだけなら、わざわざ来院されるには及びません。

それに窓口の応対をしながら電話には出られないので、電話回線をひとつ保留にしてつぶすことになります。

そうでなくても電話は、タイミングが悪いとつながりにくいものです。

いちばん良いのは、インターネット予約なのですが、これには敷居が高い方もいらっしゃるでしょう。

電話が話し中にならないようにするために、丁寧な電話応対をやめて、手短に済ませることにしています。

素っ気ない印象があるかもしれませんが、ご了承ください。朝の電話は、あくまで順番取りなので。