アンナの遺品には、首輪やリードなどいくつかありますが、あまり多くはありません。
しかし、たくさんの思い出を残してくれたほかに、圧倒的枚数の、写真があります。
子犬の頃は銀塩カメラで写していましたが、その後デジカメの時代になって、撮影枚数が激増しました。
フィルムを消費しないものだから、何の変哲もない日常の表情やしぐさを、何枚でも写せるのです。
保管場所に困ることもありません。パソコンは、写真の保管場所としては無限大の容量があるからです。
ところが昨日、いざ写真を探そうとすると、無数の写真がバラバラに保管されていることに気づきました。
この15年の間、Macの写真管理環境が変遷し、それに伴って私の写真管理法も右往左往したからです。
アンナの写真は、その時その時のトレンドに応じて整理され、あっちこっちのフォルダに分散していました。
そこでこの機会に、すべての写真をApple純正の写真アプリ「iPhoto」に一元化することにしました。
何年も前から、先延ばしにし続けてきた作業ですが、ようやくその気になりました。
アンナの思い出アルバムを作るなんて言うと女々しいですが、実際、それがモチベーションなのです。