Appleの自動車

Appleの幹部と「テスラ・モーターズ」のCEOが会談したというニュースに、業界と私が沸いています。

両社の業務提携だけでなく、Appleがテスラを買収する可能性もあります。これは面白くなってきました。

車で言えば、未来の車「自動運転車」の技術開発では、Googleが世界をリードしつつあります。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-550.html" target="_blank" title="以前も書いた">以前も書いた</a>ように、Googleは徹底的に車をIT化しようという未来を描いています。

どの自動車メーカーがどんな形の車を作ってもかまわないけど、自動運転のシステムはGoogleが握る。

まるでAndroidと同じ発想で、根幹の部分のシェアを伸ばす姿勢です。

それと対照的にAppleは、テスラにIT技術だけ提供して車は自由に作らせる、とは思えません。

思い出すのは90年代。低迷していたAppleは、MacのOSを他社に供給した時期がありました。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-127.html" target="_blank" title="Macintosh互換機">Macintosh互換機</a>」なるものがいくつも出現し、結果的にMacのシェアはますます落ち込みました。

当時、パイオニアが発売した互換機は、音質などは評判でしたが、私は買おうとは思いませんでした。

97年にAppleに復帰したジョブズが、互換機戦略を撤回。MacはAppleだけが作る状態に戻りました。

はしごを外されたパイオニアが、少しかわいそうにも思えましたが、仕方ありません。

Appleには、デザインを重視し、感性に訴える製品を作るというポリシーがあります。

なのでAppleが手がける車は、AppleがデザインしてApple自身が作るしかないわけです。

テスラを買収したAppleが、超斬新なスマートカーを発売したら、信者としてはどうしますかね。