接触性皮膚炎

Fitbit社のリストバンド型活動量計・睡眠計の最新モデル「Fitbit Force」がリコールです。全品回収です。

日本では、ソフトバンクからの発売が予定されていましたが、それも延期です。

原因は「接触性皮膚炎」。Fitbit Forceを装着した手首がかぶれる被害が出たためです。

続々と登場しつつある<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-866.html" target="_blank" title="ウエラブルデバイス">ウエラブルデバイス</a>は、今回のように皮膚炎が問題化することもありそうです。

私も似たようなデバイス「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-649.html" target="_blank" title="UP by Jawbone">UP by Jawbone</a>」を使っていますが、最初は手首がかぶれないか心配でした。

さいわい皮膚炎にはなりませんでしたが、なんとなく煩わしくなり、睡眠中以外はポケットに入れています。

皮膚炎の治療には、その程度によっては<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-21.html" target="_blank" title="ステロイド">ステロイド</a>の外用薬を使います。

ところが子どもの皮膚炎でステロイドを処方しようとすると、難色を示される保護者の方がおられます。

こういうのを「ステロイドアレルギー」とでも言うのでしょうか。

弱い薬で病状を長引かせるよりも、適度な強さのステロイドを使って短期間で治した方が有益です。

私はそのことを、身をもって体験したことがあります。以前、湿布薬で手首がかぶれたときのこと。

弱めのステロイド軟膏を塗り続けたのですが、いっこうに治らない。むしろ悪化するばかり。

皮膚科の先生に相談すると、ステロイド軟膏にかぶれたのだろう、と。

まさかステロイドアレルギー? もちろん、その薬剤に含まれる別の成分にかぶれたのでしょう。

で、もっと強いステロイド軟膏を塗ったら、あっという間に治りました。ステロイドは使い方次第です。