特定接種の登録

「特定接種」の対象となる事業者の登録申請が、本日締め切られました。

特定接種とは、「新型インフルエンザ等対策特別措置法」第28条の規定に基づいて実施されるものです。

もしも新型インフルエンザのパンデミックが起きたとき、優先的にワクチンの接種を受けるための登録です。

優先的に接種を受けられるかわりに、パンデミックの際にも診療を継続して行う義務が課されます。

この法律や特定接種について、書きたいことはヤマほどありますが、今日はその登録作業についての話です。

本日が期限の、その登録申請方法は、原則として都道府県のホームページから行うことになっていました。

ところがこの、申請方法が、ちょっと問題なのです。

専用の申請サイトはあるのですが、そこに入力フォームがないのです。

かわりに申請用紙のファイルをダウンロードし、それに記入し、再びアップロードする手順になっています。

問題は、そのファイルが「Microsoft Excel」のファイルであるということです。

私はダウンロードしたファイルを、Macの表計算ソフトで開いてみましたが、どうもうまくいきません。

あちこちに文字のズレがあるし、選択肢のポップアップにも不具合があって、うまく選ぶことができません。

院内に数台あるWindows機や、一部のMacにインストールしているWindows環境でもトライしてみました。

しかしダメです。というのも、どのWindowsにもExcelをインストールしていなかったからです。

公的な重要事項の登録申請に、Windows環境とExcelが必須などとは、まったく承伏できかねる大問題です。

さっそく保健所に問い合わせると、「Macの方にはご迷惑をおかけしています」と、問題をご存じの様子。

しかも「FAXで申請書を送っていただければ、こちらで代わりに入力しておきます」と丁寧なフォローあり。

いくぶん憤りもおさまり、無事、特定接種の登録申請を終えたのでした。

それにしても、いい加減に「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-480.html" target="_blank" title="Excel公文書">Excel公文書</a>」はやめてほしい。

ペットロス

3日連続で、アンナの話題を書きます。「ペットロス症候群」かもしれません。

ラブラドールの場合、人間に換算した年齢 = 18 + 4.5 x ( 犬の年齢 – 1 )  と計算することがあります。

15歳で亡くなったアンナは、人間でいうと81歳。まさに天寿をまっとうしたわけです。

最近は、近所の小学生にも吠えず、いつも穏やかで、のんびりとした余生を送っていました。

昼寝して、庭をうろついて、腰をおろし、遠くを眺め、また昼寝して、という日々でした。

しかし、人間の4.5倍のスピードで齢を重ねていたので、晩年の衰えは、目に見えて急速でした。

人間の場合、現時点で私よりもご高齢の方は、もともと私より年上であり、年齢差はずっと変わりません。

一方で犬は、はじめは子犬でも、いつしか飼い主の年齢を追い越し、先に高齢化してしまいます。

飼い主よりも犬の方が先に寿命を迎えるであろうことは、つねに覚悟しておかなければなりません。

しかし、肉体年齢は高齢になっても、飼い主の気持ちの中では、いつまでも子犬のように可愛い存在です。

天寿をまっとうしたのに先立たれたような喪失感を感じるのは、そのためなのでしょう。

思い出してやることが供養になると、アンナの話ばかり書いてますが、明日は、別の話題で書くつもりです。

写真の整理

アンナの遺品には、首輪やリードなどいくつかありますが、あまり多くはありません。

しかし、たくさんの思い出を残してくれたほかに、圧倒的枚数の、写真があります。

子犬の頃は銀塩カメラで写していましたが、その後デジカメの時代になって、撮影枚数が激増しました。

フィルムを消費しないものだから、何の変哲もない日常の表情やしぐさを、何枚でも写せるのです。

保管場所に困ることもありません。パソコンは、写真の保管場所としては無限大の容量があるからです。

ところが昨日、いざ写真を探そうとすると、無数の写真がバラバラに保管されていることに気づきました。

この15年の間、Macの写真管理環境が変遷し、それに伴って私の写真管理法も右往左往したからです。

アンナの写真は、その時その時のトレンドに応じて整理され、あっちこっちのフォルダに分散していました。

そこでこの機会に、すべての写真をApple純正の写真アプリ「iPhoto」に一元化することにしました。

何年も前から、先延ばしにし続けてきた作業ですが、ようやくその気になりました。

アンナの思い出アルバムを作るなんて言うと女々しいですが、実際、それがモチベーションなのです。

母犬の想い

このブログにも何度も登場してきた、わが家の愛犬。名前はアンナといいます。黒いラブラドールです。

いまから10年ぐらい前に、アンナは子犬を生みました。しかも8匹。

はじめ片手に乗る大きさだった子犬たちはみな、すくすくと育ちました。

一方で母犬のアンナは産後にひどい乳腺炎となり、入院・手術・輸血を受け、一時は生死をさまよいました。

それを乗り越えた後のわが家は、9匹の犬がひと部屋を占領する、まさに犬屋敷となってしまいました。

知人を頼り、子犬をもらってくれる人を捜しました。広告も出しました。

そのおかげで5匹は引き取られて行きましたが、残る3匹の里親がどうしても見つかりません。

3匹はどんどん大きくなり、わんぱくになり、世話も大変ですが愛着も増すばかり。

ある日、某所で犬の里親探しの会が開かれると知りました。

母犬アンナの悲しげな鳴き声をあとにして、子犬3匹を大きなかごに入れて車で出かけました。

無事、子犬たちを大事にしてくれそうな里親たちに出会うことができましたが、かごはカラになりました。

帰宅したら真っ先にアンナを抱きしめてやろうと、家の中を探すと、アンナはソファーの上にいました。

腹ばいで動こうともせず、じっとこちらを見つめていますが、何かおかしいのです。何か隠している。

そう感じて、無理矢理ソファーからおろすと、そこに見つけたものは、小さな犬のぬいぐるみ2匹でした。

私が子犬を連れ出したあと、家中を探し回ったのでしょう。そして、子犬のぬいぐるみを見つけたのです。

決して動かず暖かみもないその2匹を、自分の居場所に連れ帰り、おなかの下で暖めていたのです。

若い頃は真っ黒のビロードのような毛並みのアンナでしたが、すでに白髪だらけになりました。

少し前までは喜んで散歩していましたが、最近は足腰も弱ってよろよろで、もはや散歩もやめていました。

食が細ってあばら骨が目立ち、体力も落ちてリビングのテラスにも上れなくなりました。

一昨日までは多少は食べていたのですが、昨日の朝から突然、何も食べず、まったく動けなくなりました。

昨夜仕事から帰宅してすぐ、庭に横たわるアンナをなでてやって驚きました。言葉を失いました。

すでに骨と皮だけになっていました。そこまでやせ細っていることに、私は昨日初めて気づいたのです。

仕事の忙しさにかまけて、ここのところずっと、アンナと触れ合っていませんでした。

アンナを部屋に入れ、口に飲み物を注ぐと、少し飲み、私の指もなめ、前足で何か意思表示をしてくれます。

夜中も今朝も、ときどき水分を飲みましたが、昼過ぎに与えた時は、もういらないよ、という顔をしました。

そして、ちょっと目を離したその間に、眠るように息を引き取っていました。本当に眠っているようでした。

家族の一員として過ごした15年間でした。思い出をいっぱい、ありがとう、アンナ。

Appleの自動車

Appleの幹部と「テスラ・モーターズ」のCEOが会談したというニュースに、業界と私が沸いています。

両社の業務提携だけでなく、Appleがテスラを買収する可能性もあります。これは面白くなってきました。

車で言えば、未来の車「自動運転車」の技術開発では、Googleが世界をリードしつつあります。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-550.html" target="_blank" title="以前も書いた">以前も書いた</a>ように、Googleは徹底的に車をIT化しようという未来を描いています。

どの自動車メーカーがどんな形の車を作ってもかまわないけど、自動運転のシステムはGoogleが握る。

まるでAndroidと同じ発想で、根幹の部分のシェアを伸ばす姿勢です。

それと対照的にAppleは、テスラにIT技術だけ提供して車は自由に作らせる、とは思えません。

思い出すのは90年代。低迷していたAppleは、MacのOSを他社に供給した時期がありました。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-127.html" target="_blank" title="Macintosh互換機">Macintosh互換機</a>」なるものがいくつも出現し、結果的にMacのシェアはますます落ち込みました。

当時、パイオニアが発売した互換機は、音質などは評判でしたが、私は買おうとは思いませんでした。

97年にAppleに復帰したジョブズが、互換機戦略を撤回。MacはAppleだけが作る状態に戻りました。

はしごを外されたパイオニアが、少しかわいそうにも思えましたが、仕方ありません。

Appleには、デザインを重視し、感性に訴える製品を作るというポリシーがあります。

なのでAppleが手がける車は、AppleがデザインしてApple自身が作るしかないわけです。

テスラを買収したAppleが、超斬新なスマートカーを発売したら、信者としてはどうしますかね。

接触性皮膚炎

Fitbit社のリストバンド型活動量計・睡眠計の最新モデル「Fitbit Force」がリコールです。全品回収です。

日本では、ソフトバンクからの発売が予定されていましたが、それも延期です。

原因は「接触性皮膚炎」。Fitbit Forceを装着した手首がかぶれる被害が出たためです。

続々と登場しつつある<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-866.html" target="_blank" title="ウエラブルデバイス">ウエラブルデバイス</a>は、今回のように皮膚炎が問題化することもありそうです。

私も似たようなデバイス「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-649.html" target="_blank" title="UP by Jawbone">UP by Jawbone</a>」を使っていますが、最初は手首がかぶれないか心配でした。

さいわい皮膚炎にはなりませんでしたが、なんとなく煩わしくなり、睡眠中以外はポケットに入れています。

皮膚炎の治療には、その程度によっては<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-21.html" target="_blank" title="ステロイド">ステロイド</a>の外用薬を使います。

ところが子どもの皮膚炎でステロイドを処方しようとすると、難色を示される保護者の方がおられます。

こういうのを「ステロイドアレルギー」とでも言うのでしょうか。

弱い薬で病状を長引かせるよりも、適度な強さのステロイドを使って短期間で治した方が有益です。

私はそのことを、身をもって体験したことがあります。以前、湿布薬で手首がかぶれたときのこと。

弱めのステロイド軟膏を塗り続けたのですが、いっこうに治らない。むしろ悪化するばかり。

皮膚科の先生に相談すると、ステロイド軟膏にかぶれたのだろう、と。

まさかステロイドアレルギー? もちろん、その薬剤に含まれる別の成分にかぶれたのでしょう。

で、もっと強いステロイド軟膏を塗ったら、あっという間に治りました。ステロイドは使い方次第です。

iPhoneの初期化

Appleが「 iOS 7.0.6 」を公開しました。今朝それを知り、直ちにiPhoneのOSアップデートを行いました。

こういったものは、常に誰よりも早く、最新のモノに更新したいのが、私の性分なのです。

ところが、通常の手順を踏んだはずなのに「不明なエラーが発生しました」という不吉な表示が出ました。

それをOKすると、さらにたたみかけるように「このiPhoneを復元する必要があります」と言ってきます。

それもOKすると、「iPhoneを工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか」と念押ししてきます。

その画面に表示されているボタンは、「更新」と「キャンセル」の二者択一。

ここで更新を選ぶとデータはすべて消去されるという、実に恐ろしい補足説明まで書かれてあります。

その文言におじけづいて、キャンセルをクリック。すると「復元する必要があります」の画面に戻ります。

そこでOKするとまた、見覚えのある「工場出荷時に戻してもよいか」の画面です。

つまりこの画面に表示される「キャンセル」ボタンには何の意味も無く、実質的に「更新」の一択なのです。

それなら最初から「不明なエラーが発生しました」のあと、自動的に更新へ移行してくれてもいいのに。

ついに腹をくくって、更新ボタンをクリック。私のiPhone5sは、すっかり初期化されたのでした。

しかし、へこたれてはなりません。データは復元できます。それらはクラウドとMacに残っているからです。

では、その手順(私の顛末)をご報告しましょう。

初期化されたiPhoneには「新しいiPhoneとして設定」と「バックアップから復元」の二択が表示されます。

ここで後者を選択すれば、諸設定がすべて元通りになります。間違って前者を選ぶと面倒なことになります。

Apple IDとパスワードを入力すれば、メールなどもすべて元に戻ります。まさに、クラウドさまさまです。

Macと同期して、1701曲の音楽と、3552枚の写真も、十数分のうちにiPhoneに取り込まれました。

Facebookも、Evernoteも、Dropboxも、それぞれアプリを入れ直すだけで、元通りの環境に戻りました。

毎日の運動と睡眠を記録した「UP by Jawbone」のデータも、すっかり同期されて元通り。

そのアプリ内にず〜っと記録してきた、あまり振り返りたくない体重記録も、しっかりと残っています。

クラウドというのは、消えて欲しいモノでも、なかなか消えてくれません。

アドレナリン注射

インフルエンザは現在流行中ですが、インフルエンザの予防接種は、そろそろ終了します。

「まだやってたの?」とか「いまごろ接種して意味あるの?」とか言わないでください。

まだ罹っていなければ、予防の意味はあります。しかもワクチンは、3つの型のインフルエンザに有効です。

予防接種の副反応でいちばん怖いのは、接種直後に起きる重篤なアレルギー反応「アナフィラキシー」です。

接種後30分以内の発症が多いので、原則としてその30分間は院内にとどまっていただき、経過を見ます。

万一、アナフィラキシーが起きたら、迅速に対処しなければ生命の危険につながります。

このとき最初にすべき、しかもただちに行わなければならない治療が「アドレナリンの筋肉注射」です。

「アドレナリン」というのは、興奮したり、緊張したり、気合いが入っているときに出るホルモンです。

本来、動物が敵と戦ったり、敵から逃げるときに分泌されるもので、瞬間的なパワーをもたらします。

医薬品としてのアドレナリンは、商品名の「ボスミン」があまりに有名です。

アナフィラキシー治療の際に、医療現場で最初に飛び交う言葉は「ボスミン筋注!」ということになります。

無床診療所でアナフィラキシーが起きる確率は低いですが、いつでもボスミン筋注ができる準備は必要です。

当院では以前、ボスミン注射液と注射器とアルコール綿をセットにして、目立つように置いていました。

しかしいざ使うとなると、アンプルを切って、注射器で吸って、という作業が必要です。時間のムダです。

そこで当院では、毎朝始業前に、2本の注射器にボスミンを0.5mlと0.3ml吸引しておくことにしています。

これらをそれぞれ専用のトレイに起き、アルコール綿も添えて、ラベルを貼って目立つところに置きます。

この方法の長所は第一に、そのまますぐに使えることです。

さらに毎朝スタッフが作成しているので、皆の記憶にも残り、いざ使おうという時に探すことがありません。

そうは言っても、ボスミン筋注が必要になるようなことは、起きてほしくはありません。

開業して6年余り、予防接種後などの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-75.html" target="_blank" title="迷走神経反射">迷走神経反射</a>は何人かありましたが、アナフィラキシーは皆無でした。

毎朝準備したボスミン入り注射器は、使用することなく廃棄する毎日でしたがが、それは幸いなことです。

ところが昨日、ボスミン入り注射器の出番が突然訪れました。

食物アレルギーによるアナフィラキシーの患者さんが、突然来院されたのです。

ただちに、ボスミン筋注。ロスタイムなく短時間で対処できました。まさに、備えあれば憂い無しです。

さて、ここからは余談。

アナフィラキシー治療の切り札ボスミンの購入価格は、1mlのアンプルが92円。昔からある、安い薬です。

昨日の患者さんに筋注したボスミンは、0.12ml。わずか11円分に相当する量です。

薬の効果や重要性と、値段が必ずしも比例しないことを示す、良い例ですね。

路上のゴミ

毎朝クリニック周囲の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-333.html" target="_blank" title="清掃">清掃</a>をしていると、いろいろな<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-386.html" target="_blank" title="発見">発見</a>があり、いろいろなノウハウが得られます。

遠くにあるゴミを容易に判別できるようになったことも、そのひとつ。

タバコの吸い殻の次に多いのは、お菓子類の包み紙です。

チョコやキャンディーを1個ずつ個包装した、縦3cm、横5cmぐらいの小袋がありますね。

あれの両端(短辺)にはギザギザの加工がしてあって、そこから手で切り裂けるようになっています。

それを切り裂くと、幅数ミリ、長さ2cmぐらいの三角形の切れ端ができ、たいていポイ捨てされます。

その切れ端の内面のアルミが、遠くの方でキラリと光るのを見つけられると、少し嬉しい気持ちになります。

そんなことでも考えながらでなけりゃやってられないほど、早朝の清掃は寒いです。

何年か前の冬、商店街に委託されたのか、街角の歩道の清掃をしている方がいました。

周囲の通行人はみな、コートの襟を立てて、震えながら歩くほど寒い日のことです。

作業着の清掃員は、吸い殻などをひとつひとつつまみ上げては、手に持ったゴミ袋に入れていきます。

その時です。一陣の木枯らしが吹いてゴミ袋が舞い上がり、中のゴミが全部飛び散ってしまったのです。

清掃員の方は大慌てで、吸い殻を拾い集めようと追いかけますが、風でどんどん飛ばされていきます。

私も含めて周辺の通行人全員が、その光景を目にしながら、うつむき加減にその場を通り過ぎていきました。

あのとき、吸い殻集めを手伝ってあげられたら、私にもう少し行動力があったならと、いまも悔やみます。

日本の大動脈

「日米同盟の『大手術』」

日米の防衛協力のためのガイドライン見直しを報じる、今朝の日経記事の見出しです。

思い切った政策断行時などに、このような「外科的表現」が用いられます。

「日本列島の『大動脈』」

新幹線とか高速道路とかの交通の幹線のことを、よくこのように言います。

しかし考えてみると「動脈」というのは、心臓からからだへと血液を送り出す経路のことです。

厳密には、心臓(東京)から末梢(地方)へ向かう「下り線」だけを、大動脈と呼ぶべきでしょう。

となると、地方から東京へ向かうルート、つまり「上り線」は、「大静脈」ということになりますね。

「日本列島の『大静脈』」

なんか、裏通りのような感じ。却下。

「大動脈の二重系化」

大動脈である東海道新幹線は、今年50歳。動脈硬化(老朽化)が進み、血流量(輸送量)にも限界が来ます。

おまけに体表面付近(太平洋沿岸)を走っているために、外部からの打撃(地震・津波)に弱い。

そこで体内の深い部分(内陸部)に、大動脈のバイパスを作ろうというのが「リニア中央新幹線」です。

腹部打撲(東海地震)には対処できますが、心臓発作(首都直下地震)には何の役にも立ちませんけどね。