振動で発電

旭化成が、階段と床の振動で発電して、エアコンの電気代をまかなう住宅を研究(実験)しているとのこと。

最近「エネルギーハーベスティング」という言葉を聞くようになりました。

日常生活のなかで発生するさまざまなエネルギーを、取り出し集めて利用しようという考え方です。

家電製品から出てくる熱や、自動車走行時の振動も、工夫さえすれば電力に変えることができます。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-752.html" target="_blank" title="前に書いた">前に書いた</a>、タイピングによる発電も、まさにその発想です。

振動で発電と聞けば、すぐ思いつくのは「貧乏ゆすり」による発電でしょう。

売電すればひと儲けできます。貧乏ゆすりをすればするほど、貧乏ではなくなるわけです。

騒音で発電することも可能でしょう。マイクで集音したら電気が発生することなど、古くからある原理です。

ガミガミ怒られたときなどは、「ちょっと待って、発電するから」と言えば、相手を黙らせることも可能。

人の重みで発電するのも、エコでいいですね。

靴底や、イスや、トイレの便座への応用を考えたら、いくらでもアイデアが膨らみます。

路面に圧電素子を敷いて、通行人の重みで発電する実験のニュースも、以前聞いたことがあります。

デジタル体重計なんて、まさにうってつけ。体重計に電池が必要なことが、むしろ不思議なぐらいです。

Appleが開発中の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-643.html" target="_blank" title="iWatch">iWatch</a>」は、バッテリー容量(持ち)の問題に直面していると報じられています。

それこそ、持ち歩くモノなんだから、振動発電させたらどうでしょう。自動巻の腕時計のように。

ま、そんなことぐらい、もう検討済みでしょうけど。

時価総額

株をやらないので、株価自体にはあまり興味はないのですが、時価総額のニュースには、なぜか敏感です。

昨年末の東証の発表では、時価総額第1位はトヨタ自動車の22兆円、2位に大躍進のソフトバンクが11兆円。

以下、ホンダとメガバンクとドコモなどが続きます。

Apple信者なので、いちおう時価総額の世界ランキングとAppleの動静も再確認しておきます。

昨年11月末時点で、1位Apple 5003億ドル、2位エクソン・モービル4084億ドル、3位Google 3540億ドル。

意外なほどにAppleが断トツですが、「iPhone5s」を発売した昨年9月から勢いづいているようです。

Appleが株価総額世界一に躍り出たのは、2012年の9月でした。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-141.html" target="_blank" title="ジョブズ死去">ジョブズ死去</a>の約1年後のこと。

ジョブズを失ったのをバネにして、その後1年間のAppleは、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」でした。

しかし、カリスマの威光が薄れてくると、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-470.html" target="_blank" title="株価は下がり">株価は下がり</a>、Appleの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-486.html" target="_blank" title="凋落ぶり">凋落ぶり</a>がささやかれ始めました。

たしかに、iPhone5sやiPad Airなどの評判はまずまずですが、その程度の製品では誰も納得していません。

世界がAppleに期待しているのは、新製品ではなく「新しいカテゴリー」だからです。

登場が予測されている「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-643.html" target="_blank" title="iWatch">iWatch</a>」は、バッテリー等の技術的課題に直面して、開発が難航しているようです。

しかしそんなことよりも、多くの人が腕に装着したくなるような製品かどうか、それが最大の問題です。

いずれにしても、次にAppleが世に出す製品は、よほど画期的で、世界を変えるモノでなければなりません。

いやあ、ハードル高いっすねえ、Apple。

星新一賞選考中

ご記憶でしょうか、日経「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-679.html" target="_blank" title="星新一賞">星新一賞</a>」のことを。応募することを宣言した、あの星新一賞です。

締切は昨年の10月31日でした。応募総数は、一般部門2,546作品、ジュニア部門511作品だったそうです。

現在、第2次審査が行われています。今月中に第3次審査に移り、最終審査は来月とのこと。

もちろん私も応募しました。まあしかし、ホントに締切ギリギリでしたね。今日はその顛末を聞いてください。

その日は木曜日。翌日は休み(休診日)。仕事を終えると、帰宅する時間も惜しんで、職場で執筆開始です。

もちろん、ある程度構想は固まっていたのですが、文章化が遅れていました。結末も未定でした。

それをわずか数時間で仕上げなければなりません。

夕食を買いに行く暇もありません。家人に連絡して、おにぎりと飲み物などを持ってきてもらいました。

なんとか書き上げ、応募サイトに原稿のアップロードを完了したのが、10月31日の23時59分50秒。

いやあ、ホントにきわどかった。疲れました。もう、バタンキューです。そのまま職場に泊まりました。

ソファーが寝苦しくて、何度も何度も寝返りを打っていると、夜中に物音がして目が覚めました。

次の瞬間、そっとドアが開き、懐中電灯の明かりが見えます。強盗なら、寝たふりを決め込んだ方が安全か。

しかしその明かりの主は「先生ですか?」と尋ねてきました。

セコムの警備員でした。夜中になっても警備システムがONになっていなかったので、見に来たようです。

「あ、いや、締切だったものですから」

このようなとき、いつも私は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-768.html" target="_blank" title="意味不明な返答">意味不明な返答</a>をしてしまいます。

モノのインターネット

「モノのインターネット」という言葉を、最近よく聞く(見かける)ようになりました。

いまひとつ洗練されていない用語ですが、「Internet of Things (IoT)」の直訳なので仕方がありません。

ひとことで言うなら、「世の万物に固有のアドレスを割り振り、ネットで管理する」ということでしょうか。

万物というのは、あらゆる工業製品や建造物や農産物や動植物など、すべてのモノです。もちろん人体も。

それら全部に、ひとつひとつセンサーを付けて、その状況や位置情報等を得て、活用しようという発想です。

米国では、毎年1兆個のセンサーをばらまこうという計画があるそうです。途方もない数ですね。

身の回りのモノで言えば、衣服、靴、メガネ、時計、スマホ、鞄、筆記用具などが対象となるのでしょうか。

人体なら、両手首・両足首、首はもちろん、胸に心電図、頭には脳波のセンサーを付けることが可能です。

テレビのチャンネルや音量、冷蔵庫や電子レンジの状況、鍋や皿や箸の上げ下ろしも、全部感知できます。

家のドアや窓や家具の扉、イスの脚、水道の蛇口の動きから便座の位置まで、すべてがデータになります。

センサーのコストダウンや、受信装置や解析システムなどのインフラの整備が必要です。

ある試算では、今後10年間の、モノのインターネットの経済価値は、世界で14兆ドルにものぼるとのこと。

割り振るアドレスだけは、不足しないでしょう。IPv6の組み合わせが、340兆x1兆x1兆もあるからです。

以前、IPv6の組み合わせ数がムダに多いのではないか、などと<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-164.html" target="_blank" title="書きました">書きました</a>が、私の考えが甘かったです。

子宮頸がん予防ワクチンの現状

ほとんど忘れ去られている<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-592.html" target="_blank" title="HPVワクチン">HPVワクチン</a>(子宮頸がん予防ワクチン)について、年末に動きがありました。

厚労省の審議会で、さまざまな論点について議論が行われたようです。がしかし、その結論は「継続審議」。

なんでそうなるの? って思いで、久しぶりにこのワクチンの副作用問題について整理してみます。

日本に導入されたのは、欧米から2,3年遅れの2009年12月。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-481.html" target="_blank" title="定期接種化">定期接種化</a>はぐっと遅れて、昨年の4月でした。

ところがその、わずか2カ月半後、「積極的勧奨接種」が差し控えとなりました。

接種後に起きたとされる「複合性局所疼痛症候群(<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-620.html" target="_blank" title="CRPS">CRPS</a>)」などの副作用が問題となったからです。

当時ニュース番組では、CRPSの患者さんの映像が何度も何度も流され、国民にその怖さを植え付けました。

これまでにCRPSが起きた頻度は、約890万回の接種において、13例でした。

「CPRSの原因は注射針の痛みかもしれないが、少なくともワクチンの成分ではない」

医学的にはこのような結論に達しているのに、当時のマスコミは聞く耳を持たない状況でした。

英国では、約685万回の接種後に、6例のCRPS疑い例が報告されましたが、医薬品庁の結論はこうです。

「針を刺す行為をきっかけとして起こる可能性は考えられるが、ワクチンそのものの安全性は別問題」

「安全性への懸念が示されているものではない」

WHOの「ワクチンの安全性に関する諮問委員会」も、日本の状況を受けて以下のように結論しました。

「HPVワクチンは世界中で使用されているが、他のどの国からも、日本と同様の懸念は生じていない」

「HPVワクチンの安全性に疑問を呈する理由は見当たらない」

ワクチンに限らず薬は一般に、利点(効果)と欠点(副作用)のバランスを考慮して使用されます。

現在世界中で広く使われているワクチンは、この効果が副作用に勝ると判断されたものばかりです。

HPVワクチンの問題は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-631.html" target="_blank" title="子宮頸がん">子宮頸がん</a>の予防効果がすぐには現れず、その有効性がわかりにくいことです。

欧米諸国は「理論的考察」によって、何年も先になって効果が現れるワクチンを、ずっと使い続けています。

一方日本は「感情的考察」によって、目の前に現れた副作用をおそれ、ワクチン接種を事実上中断しました。

日本人はしかし、時間がたつと冷静さを取り戻します。いま私は、それを期待しているところです。

厚労省の推計では、これまでの接種によって、子宮頸がんによる死亡を3600人以上回避できたとのこと。

こういうことを、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-640.html" target="_blank" title="マスコミ">マスコミ</a>はあまり取り上げません。

ダイオウグソクムシ

鳥羽水族館の「ダイオウグソクムシ」が、5年間断食を続けているというニュースに、参りました。

1月2日のエサやりでは、手羽先、マグロ、ホタテ、サンマ、ブリを与えても、見向きもしなかったそうです。

それって居酒屋メニューじゃないですか。嫌いですか。

エサの少ない深海の環境に適応しているとはいえ、エサが与えられたなら、とりあえず食べとくべきでは?

5年前の1月2日にアジを食べて以来、何も口にしていないのに、体重はほとんど変化していないそうです。

なるほど。正月にあれこれ口にした私の体重が、それなりに変化したのもうなづけます。

漢字で書くと「大王具足虫」。「ダイオウイカ」と同様、超巨大なのでこのネーミングとなったのでしょう。

成長すると体長45cmにもなるといいます。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-302.html" target="_blank" title="ダンゴムシ">ダンゴムシ</a>の仲間(等脚類)だそうです。たしかに似てます。

日本近海の海底にも「オオグソクムシ」というのが住んでいるそうです。体長は10cm程度。

「口から悪臭を出して身を守る」らしいですが、当の本人は臭くないのでしょうか。

磯でおなじみの「フナムシ」も等脚類の仲間。近寄ると集団で逃げます。集団で向かってきたら地獄です。

それにしても、どうしてフナムシはあんなに素早く動けるのに、ダンゴムシはのろいんでしょうね。

半ドン問題

開院当初、一週間のうち金曜日が唯一の休診日で、火曜日は「半ドン」でした。

半ドンというのはもちろん「午前中だけ」という意味です。最近あまり使われなくなった言葉ですね。

しかし半ドンとはいっても、正午ちょうどに診療が終了するとは限りませんでした。

午前中は受付を制限することなく、すべての診察希望を受け入れていたからです。

なので正午に診療が終わることもありましたが、日によっては15時を過ぎることもありました。

現在は、火曜日と金曜日を全日休診しており、原則として半ドンの診療日はありません。

今年の正月、最初の診療日である昨日1/4(土)と今日1/5(日)の2日間は、訳あって半ドンにしました。

その結果、診療の終了時刻は、昨日が午後1時20分、今日は午後2時半と、おおむね予想した程度でした。

もちろん、診療が終わっても、集計作業や片付け等で、さらに30分以上の残務があります。

半ドンの何が難しいかって、予約を何人まで、あるいは、何時まで受け付けるか、でしょう。

12時に診療が終了する人数を見越して、あらかじめ早めに受付を終了するというやり方もあるでしょう。

しかしそれでは、医者がそこ(クリニック)にいるのに診療を拒否する、ということになります。

前にも書いたことがあるように、医師には<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-663.html" target="_blank" title="応召義務">応召義務</a>があります。

患者さんから診療を求められたら、正当な理由無く断ることはできません。

つまり、実際に診療が行われている時間帯に、受付だけ先に終了することは、原則としてできないのです。

私は変なところで融通が利かない性格なので、自分の首を絞める応召義務から、どうしても逃れられません。

だから半ドンがすごく苦手です。かつて半ドンだった<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-47.html" target="_blank" title="火曜日を休診日にした">火曜日を休診日にした</a>のは、そういういきさつです。

科学掘削船

日本の造船技術について特集した、NHKの番組を見ました。

「戦艦大和」とか、巨大タンカー「出光丸」とか、科学掘削船「ちきゅう」とか、どれも日本の誇りです。

しかし何よりも驚いたのは、豪華客船「飛鳥II」の最上級客室の世界一周クルーズ料金2700万円でしょうか。

それはともかく、いちばん興味をもったのは、海面上に微動だにせず留まって海底を掘る、科学掘削船です。

しかも太平洋の水深1000メートルの海底を、さらに7000メートル掘ってマントルに到達しようという計画。

掘りすぎでしょう。

マントルに達したその瞬間、マグマが噴き上がって、船上は溶岩流で大惨事になりませんか。

と、思ってしまいましたが、よく考えるとたしか、マントルは固体なんですよね。

調べてみると、マントル上部の成分は「かんらん岩」だそうです。変換すると「橄欖岩」と難しい漢字です。

ちなみに、そのかんらん岩の主成分は「かんらん石」だそうです。変換すると「観覧席」が出てきました。

かんらん岩は、温度が上がるか圧力が下がることによって、少しずつ溶けて、液体のマグマになるそうです。

言ってみれば、地底の圧力によって、マグマをむりやり押し固めたのが、かんらん岩というわけです。

となると、掘削パイプがマントルまで貫通したとき、その部分が急に減圧してマグマ化する危険はないのか。

「地球深部探査センター」のQ&Aによると、たしかにそのままではマントルが「減圧融解」するそうです。

なので、マグマ化しないように、冷却しながら掘削するそうです。ホントに大丈夫なのか。なんか心配。

初夢の定義

「初夢」とは、「1月2日から3日にかけて見た夢」のこと。

私は子どもの頃から、そのようなやや承伏しかねる初夢の定義を信じてきました。

おそらく現在一般的な初夢の定義は、「元日から2日にかけて見た夢」でしょう。

しかしそれも、よく考えてみれば不自然な話です。

本来、その年に初めて見た夢が初夢なのだから、元日の目覚めの前に見た夢を初夢とするのが自然です。

大晦日の夜を「完徹(オール)」した場合に限り、元日の夜(2日の朝)に見た夢を初夢とするべきです。

いやその場合でも、大晦日の夜は完徹しても、元日の日中に昼寝したら、昼寝のとき見た夢が初夢でしょう。

どうでもいいですか。

「夢をあまり見ない」と言う人がいます。それが本当かどうかはわかりません。

しかしおそらくその人は、夢を見ても覚えていないだけじゃないかと、私は推測します。

夢って、ものすごく記憶に残りにくいですよね。私もよく夢は見ますが、その内容をすぐ忘れてしまいます。

なので、目覚めたらすぐに、夢の内容を反芻して、記憶にとどめるようにしています。その目的はともかく。

夢の内容をすぐ記録できるように、枕元にメモ帳を置いておくと良い、という人さえいます。

元日の朝、覚醒直前に見た夢が、本当にその年初めて見た夢なのか、保証はありません。

日付が変わって初めて見た夢が初夢なのであり、朝方の夢は、2つめか3つめの夢かもしれないからです。

どうでもいいですか。

福袋

デパートや専門店などの「福袋」。多くの方が楽しみにしているようですが、私は買ったことがありません。

全国7店舗のApple Storeも、恒例の「Lucky Bag」を、本日売り出しました。税込み36,000円ナリ。

販売個数が少なくて(全国で2000個、福岡店は150個ぐらい)、並んでもなかなか買えない代物です。

それに買ったとしても、たぶん中身の一部は、所有しているApple製品とダブるでしょうね。

Apple Store銀座店前の行列が報道されていました。他店舗も昨日の時点で、ほぼ打ち止め状態だったとか。

昨日の行列に余裕があったのは、暴風雪の中の札幌店だけだったとのこと。

ある調査によると、Lucky Bagの中身は、標準から大当たりまで、4つのパターンがあったらしいですね。

標準は総額6万数千円相当の商品、大当たりだとMacBook Airを含む16万円以上の内容だったそうです。

今朝Apple Online Storeのサイトを見ると、ネットでも「初売り」やってました。しかも大幅値引きあり!

念のため、先日購入したばかりの、MacBook ProとiMacの「値引き価格」を確認。私の悪いクセです。

なんと、それぞれ1万5千円引きじゃないですか! 愕然。ていうか、確認しなきゃいいのに。

くやしいので、iPhone用のLightning-USBケーブルを買いました。定価1980円が1000円引き。本日限定。

こんどから、年末にApple製品買うときは、初売り値引きのことを思い出しましょうね。