私は片付けが得意な人間ではありませんが、スッキリした空間や整然とした状態は好きです。
これらはけっして、矛盾するものではありません。では、実際にはどうすべきか。
「広い納戸に収納力のあるラックを配置して、捨てられないモノを一望できるように保管するのが理想」
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-227.html" target="_blank" title="以前">以前</a>そのように書いたことがあります。断捨離できない私の究極の整理法ですが、実現はほぼ不可能。
それではせめて、パソコンのデスクトップぐらいスッキリ片付けたい。これならすでに、実現できています。
「デスクトップには何も置かないこと」それが私のポリシーです。
常用しているMacのデスクトップには、ファイルやフォルダやアプリなどのアイコンが、何一つありません。
何も作業をしていないときは、壁紙があるだけです。スクリーンセーバーかと間違えるほどの潔さです。
何のことはない。かつてデスクトップを埋め尽くしていたアイコン類を、すべて移動しただけなのです。
書類フォルダ内部に「要処分」という名のフォルダを作って、その中に全部放り込んであります。
言ってみれば、片付いた部屋に見えても押し入れの中はガラクタだらけ、という状態なのです。
その場しのぎにみえますが、見える部分が整然としているだけでも、精神衛生上はずいぶん有益です。
「要処分」フォルダには、そのほかにも必要性の乏しいファイルが、毎日のように投げ込まれていきます。
それらのファイルは、ときどき思い出したように眺めて、潮時が来たら古いものからチビチビと処分します。
この暫定的な「ゴミ置き場」が、断捨離を決意するまでの、猶予を与えてくれるのです。