診療報酬改定

来年度からの診療報酬の改定率が、0.1%の「微増」で決着しました。

まあそれにしても、一連の報道を見ると、実に面白いですね。

今回の改定を「増額」とみるか「減額」とみるか、メディアによって報じ方がまるで異なるのです。

改定率0.1%の中には、消費税増税による医療機関の負担増への「手当」が、1.36%含まれています。

増税分を1.36%増やしたけど、そのあと1.26%減額したので、最終的に0.1%の増額に落ち着いたわけです。

表面的には、診療報酬はごくわずかに増額ですが、実質的には1.26%の減額なのです。

今回の改定は「増税で仕入れ値が上がった分は、医療機関がかぶりなさいよ」と言ってるようなものです。

一部メディアは、消費税増税に加えて診療報酬まで上がると、また国民負担が増えると怒っています。

それは違うでしょう。診療報酬が上がるのではなく、増税によって医療コストが増えるだけの話です。

しかも、最終消費者である国民ではなく、小売業者である医療機関が増税分を負担することにしたのです。

この仕組みって、消費税還元セールを禁止した法律の趣旨に反していませんかねえ。

この理不尽な仕打ちにに少しでも対抗すべく、増税前にまとめ買いをするのは、誰でも考えることでしょう。

そんなわけで今、新型Macなどを、あわてて購入しているのです。