農薬混入

冷凍食品の農薬混入問題。メーカーが今朝の記者会見で、コロッケを食べて中毒を起こす量を訂正しました。

「1度に60個食べたら発症」としていたものを、「1度に8分の1個を食べると発症」に、大幅修正です。

まず、1度に60個食べたら、誰でもおなかをこわします。その表現自体が、問題を軽視させるものでした。

不都合なことを過小評価して問題を矮小化するのは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-169.html" target="_blank" title="東電">東電</a>の得意芸ですが、食品メーカーでも同じです。

製造ラインも原料も異なる複数の商品から農薬が検出されたので、意図的混入の可能性が指摘されています。

犯行がどの時点で行われたのかは不明ですが、手作業による混入であれば、濃度にムラが出るでしょう。

これまでに検出された農薬の最高濃度は15,000PPMですが、それが本当に最高だという保証はありません。

もっと高濃度のコロッケがもしあれば、一口食べただけで健康被害をもたらすかもしれません。

出荷停止・自主回収となるのは、マルハニチロの子会社「アクリフーズ」群馬工場が製造した冷凍食品。

マルハニチロブランドだけでなく、イオンなどのプレイベートブランドで販売したものも対象だそうです。

「トップバリュ」ブランドの4商品も含まれているじゃないですか。これは確認しておく必要があります。

そこで日頃はめったに開けることのない、わが家の冷蔵庫の冷凍庫を覗いてみました。

いやあ、予想以上に冷凍食品があることに、まずビックリ。お菓子やアイスも。

弁当のおかず用や、最近話題のマルハニチロの「あおり炒めの焼豚炒飯」もありました。

あと、日清食品の「どん兵衛 鴨南蛮そば」を多数発見。今夜の「年越しそば」はコレになりそうです。

年賀状投函済み

どうしてあと一週間早くできないのか。毎年そう思うのが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-151.html" target="_blank" title="年賀状">年賀状</a>の準備です。

まとまった時間が無いとやる気が出なくて、結局、年末休みに入ってからの作業となってしまいます。

年賀状の「裏面」は、結婚後からこどもが小さい頃までは、写真入りはがきを写真店に発注していました。

ある時期から家族写真はやめ、年賀状ソフトを利用して、自分でイラストを印刷するようになりました。

しかしそれもストレスに感じるようになって、数年前からは、印刷業者に依頼するようになりました。

年賀状の「表面」つまり宛名の印刷は、「宛名職人」というMacのソフトをずっと使っています。

このソフトの問題点は、多機能なんだけどMacっぽくないことでした。とにかく、使いにくいのです。

それでも使い続けている理由は、年々だんだん使いやすくなって、その成長ぶりに好感が持てるからです。

今年も11月には、最新版の「宛名職人Ver.20」を購入して、準備万端の状態でした。

ところがそんなに早くから準備していたというのに、実際にMacに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-737.html" target="_blank" title="インストール">インストール</a>したのは、今朝10時ごろ。

しかも、こんな時に限ってトラブル発生。年末特別受付中のサポートセンターに電話してもつながらず。

大慌てで再度インストール。なぜかこんどは成功。成功した理由もわからず、釈然としません。

印刷の前段階で、かなり体力を消耗しましたが、その後の作業はスムーズでした。

ていうか、どうしてもっと早く準備できないのでしょうね。

後出しじゃんけん

東京都知事選で、マスコミが問題視しているのが「後出しじゃんけん」。

選挙戦の終盤になって出馬表明をすることで、有利に戦おうというわけです。

本来、後出しじゃんけんとは、相手の出方を見て自分が有利になるように手を変える、ずるい戦法です。

しかし選挙戦における後出しじゃんけんには、別のメリットがあります。すなわち、

(1)新鮮味があり、有権者に強い印象を残す

(2)マスコミや他陣営から批判を受ける時間が短い

つまり、有権者と候補者に問題があるから後出しじゃんけんが横行するのだと、マスコミは言うのです。

(1)有権者の問題:印象(人気)に左右されて投票する

(2)候補者の問題:堂々と政策を示して戦おうとしない

しかし、遅れて出馬表明した候補者を、いちいち大きく報道するマスコミこそ問題だと、私は思います。

後出しじゃんけんの、その効力を高めているのは、他ならぬマスコミ自身です。

安倍首相靖国参拝

安倍首相が、電撃的に靖国を参拝しました。これを受けて、メディアが大いに盛り上がっています。

主要各紙を比較すると、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-212.html" target="_blank" title="イデオロギー">イデオロギー</a>の違いが鮮明で面白いですね。社説のタイトルを左から並べてみると、

朝日「首相と靖国神社 独りよがりの不毛な参拝」

毎日「安倍首相が靖国参拝 外交孤立招く誤った道」

日経「靖国参拝がもたらす無用なあつれき」

読売「首相靖国参拝 外交立て直しに全力を挙げよ」

産経「首相靖国参拝 国民との約束果たした 平和の維持に必要な行為だ」

左右の順序は、いつもだいたいこの通りですが、朝日と毎日は、ときどき順位が入れ替わります。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-197.html" target="_blank" title="産経">産経</a>の一貫したスタンスに比べると、読売には時々ふらつきが見られ、今回はやや批判的ですね。

中国・韓国からの反発必至の参拝を強行した安倍首相には、もちろん深遠なる理由があるのでしょう。

「参拝しなくても批判され続けているのだから、参拝しても同じことだ」という考え方もあります。

しかしそのようなけんか腰では、中韓と同じ土俵に上がることになります。

安倍首相はあくまで冷静に、中韓に対しては誠実に説明しようとする態度をとっているのが大人ですね。

もう病弱宰相の面影はありません。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-520.html" target="_blank" title="病気">病気</a>が治って良かった。

うがい薬は自費で

来年度から、うがい薬だけを処方した場合、保険がきかなくなりそうです。つまり、自費診療になるのです。

「市販品と成分や効能が変わらないのに、保険適用のため価格が安い」のが問題だといいます。

前政権の行政刷新会議は「公的医療保険を持続可能にするために患者負担を増やすべき」という方針でした。

現政権の行政改革推進会議でも「市販品と同一成分の薬は保険の対象外とすべき」と、考え方は同じです。

うがい薬単独処方を保険適用から外すことは、先週の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-813.html" target="_blank" title="診療報酬改定率">診療報酬改定率</a>の大臣折衝の際に決められたようです。

しかし一昨日行われた「中央社会保険医療協議会(中医協)」は、この決定を了承しませんでした。

まず中医協が先に審議して、そのような方針を出したかったからです。これは単に、メンツによる反発です。

医師会などはもちろん反対していますが、来年度から保険がきかなくなることは、ほぼ間違いなさそうです。

そして今後、医療費削減のために、政府は軽めの薬から順次、保険適用外に指定していくようです。

医療現場からはむしろ、逆効果ではないかとの声もあがっています。

うがい薬だけでよい場合でも、保険適用のために、別の薬も加えて処方するようなことになるからです。

こうして、最小限の医療で済ませることができなくなっていきます。まったく、本末転倒な話でしょう。

メモアプリ

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-167.html" target="_blank" title="Dropbox">Dropbox</a>」と「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-625.html" target="_blank" title="Evernote">Evernote</a>」をどのように使い分けるべきか。

前者でファイル、後者で文書を保管するのが、私の流儀ですが、そう単純な話ではありません。

両者の守備範囲はオーバーラップしているので、明確に使い分けようと思わない方がよさそうです。

保存容量をケチる努力だけは無駄だと悟ったので、DropboxもEvernoteも、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-623.html" target="_blank" title="有料会員">有料会員</a>になりました。

Evernoteのようなメモアプリ(と言うのも正確な表現ではないですが)は、ほかにもいくつかあります。

私は使ったことがないですが、「Catch notes」というのが、軽くて人気があったようです。

過去形で書いたのは、今年8月30日をもって、Catch notesはサービス終了となったからです。

そんな風に、世界中に多数の利用者がいるサービスが、突然一方的に<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-666.html" target="_blank" title="終了">終了</a>することって、悲劇ですね。

そう思っていたら、AppleがCatchを買収したというニュースが飛び込んできたので、謎が解けました。

Appleはどうやら、Catchをたたき台にして、Evernoteみたいなアプリを作ろうとしているのでしょう。

Evernote自体、Macには親和性が高くてとても便利なのですが、Apple純正品となれば別次元。

MacとiPhoneとiPadの間で、縦横無尽に文書・ファイル管理ができそうです。

じゃあ私は、速攻でEvernoteから足を洗うのかと問われれば、そうでもないのがつらいところ。

だって、Appleの新作アプリって、最初は不具合が多くて、イマイチなのです。

診療報酬改定

来年度からの診療報酬の改定率が、0.1%の「微増」で決着しました。

まあそれにしても、一連の報道を見ると、実に面白いですね。

今回の改定を「増額」とみるか「減額」とみるか、メディアによって報じ方がまるで異なるのです。

改定率0.1%の中には、消費税増税による医療機関の負担増への「手当」が、1.36%含まれています。

増税分を1.36%増やしたけど、そのあと1.26%減額したので、最終的に0.1%の増額に落ち着いたわけです。

表面的には、診療報酬はごくわずかに増額ですが、実質的には1.26%の減額なのです。

今回の改定は「増税で仕入れ値が上がった分は、医療機関がかぶりなさいよ」と言ってるようなものです。

一部メディアは、消費税増税に加えて診療報酬まで上がると、また国民負担が増えると怒っています。

それは違うでしょう。診療報酬が上がるのではなく、増税によって医療コストが増えるだけの話です。

しかも、最終消費者である国民ではなく、小売業者である医療機関が増税分を負担することにしたのです。

この仕組みって、消費税還元セールを禁止した法律の趣旨に反していませんかねえ。

この理不尽な仕打ちにに少しでも対抗すべく、増税前にまとめ買いをするのは、誰でも考えることでしょう。

そんなわけで今、新型Macなどを、あわてて購入しているのです。

クリスマス・イブ

わが家の近くのケーキ屋さんの前を今夜通りかかりましたが、イルミネーションがとても綺麗でした。

「木いちご」の前には警備員が出るほどの大混雑で、「かしの季」も珍しく(失礼)賑わっていました。

正式には「イブ」ではなくて「イヴ」らしいですけど、どっちみち、日本人が発音するときは「イブ」です。

「evening」と同義で、「夜」を意味します。つまり「クリスマス前夜」ってことです。

本来、クリスマスのメインはクリスマスの当日(12/25)であって、イブではないはず。

なのに日本では、イブがいちばん盛り上がり、翌日のクリスマス当日はもはや、盛り下がってしまいます。

まるで、王より飛車をかわいがる、へぼ将棋みたいなものじゃないか、以前はそう思っていました。

ところがキリスト教会暦では、日没から次の日が始まるそうなので、イブはクリスマスの始まりです。

ならば日本の盛り上がりは、あながち間違いでもなさそうです。

ところで、本物のモミの木を植えて、クリスマスに電飾するのが昔からの夢でした。

4年前に、庭に大きなモミの木を植えましたが、まだ電飾はしてません。その前に、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-49.html" target="_blank" title="ハト">ハト</a>が巣を作りました。

流行語大賞

「史上最多、大賞が4つ」とか言ってますが、突出したものがなくて絞り込めなかっただけの話でしょう。

発表されて3週間過ぎた今頃になって、「新語・流行語大賞」を話題にするのも間が抜けていますが・・・

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-605.html" target="_blank" title="今でしょ!">今でしょ!</a>」

使いやすいです。同じ予備校講師(古文担当)の「今日何度も言っておきます」も、私は好きです。

「お・も・て・な・し」

気恥ずかしい。ていうか、最後のあの合掌には違和感があります。日本人はあんな挨拶しませんけどね。

「じぇじぇじぇ」

連ドラ見てませんでした。なので意味不明。

「倍返し」

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-677.html" target="_blank" title="半沢">半沢</a>は続編にも期待してますが、原作がバカ売れしたため続編の結末がバレて、制作側も困っているとか。

私が選ぶなら「バナメイエビ」。早口言葉みたいに響きが面白いので。

流行語大賞は「現代用語の基礎知識」の読者アンケートを参考に、選考が行われるそうです。

現代用語の基礎知識と言えば、中学時代には、友達と図書室に行ってよく読んでました。

ある特定の用語のページ部分が、読み込まれてボロボロになっていたのを思い出します。

水痘ワクチン定期接種へ

「水ぼうそう定期接種に」 今朝の読売新聞が、一面トップで報じました。

寝耳に水でしたが、どうやら<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-626.html" target="_blank" title="水痘">水痘</a>と成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種化が決まったのは、本当のようです。

ただしその記事を、読売がこれほど大々的に扱った理由は不明です。ま、いいですけど。

現在、定期接種化が検討されているワクチンは、水痘、おたふく、成人用肺炎球菌、B型肝炎ワクチンの4つ。

実現が先行き不透明だったところ、ここに来て唐突に、2ワクチンの先行定期接種化が決まったのです。

水痘は、死亡率の低い感染症です。しかし日本では毎年100万人が罹患するので、20名ほどの死者が出ます。

一方、すでに水痘ワクチンの定期接種を導入している「先進国」では、罹患者も死亡数も激減しています。

水痘ワクチンは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-264.html" target="_blank" title="副作用">副作用</a>も少なく、導入を躊躇する理由などありません。

皮肉なことに、現在世界中で使われている水痘ワクチンは、日本で1970年代に開発された「岡株」です。

「岡」という姓の患児から分離されたウイルスを元に、阪大微研の高橋理明博士がワクチン化しました。

いまならそのような名称は使いにくいですが、当時は個人情報保護をうるさく言う時代ではなかったのです。

岡株は80年代から海外で幅広く使われるようになり、90年代以降には欧米諸国で定期接種化が進みました。

一方日本は、自国が開発したワクチンを、自国民への定期接種として導入するのに、40年かかったわけです。

高橋博士は、定期接種化の決定を聞かれたでしょうか。それと引き替えるかのように先週亡くなられました。